インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2

インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2

『インクレディブル・ファミリー』とは、2018年に公開されたディズニー/ピクサー製作の長編アニメーション20作目となる映画である。また、アカデミー賞で長編アニメーション賞、音響編集賞を受賞した『Mr.インクレディブル』の続編映画となっている。主人公はMr.インクレディブルの妻であるイラスティガール。ヒーロー活動が禁じられひっそりと暮らしていたが、ある事をきっかけにパー一家は再びヒーローとして活躍を遂げる。それぞれ違った才能を持つヒーロー達の活躍を見て、家族で楽しめるコメディ映画作品である。

インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2のレビュー・評価・感想

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インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2
9

高いハードルを難なく超えた作品

『インクレディブル・ファミリー』はピクサーファンにとって待ちに待った作品でした。本作は大変好評であった『Mr. インクレディブル』の続編にあたり、前作からかなり長い期間を空けての公開発表となったので、ファンからの期待値が十分すぎるくらいに高くなっていました。その高いハードルを越え、ファンを魅了することに成功したストーリーとなっていました。まず、前作のストーリーもところどころで盛り込んでいる部分が、ファンの興奮を高める結果になったと言えます。ストーリーだけ取っても十分楽しめますが、しっかりとメッセージ性が込もっているところがピクサー作品全般に言える魅力であり、この作品も例外ではありません。本作は女性の活躍が非常に多いです。ヒーロー活動が違法であるとされる法律を変えるための任務に、最初に選ばれたのはイラスティガール(ヘレン・パー)です。今まではMr. インクレディブル(ボブ・パー)の活躍が目立つことのほうが多かったのですが、本作ではイラスティガールにスポットライトが当たり、代わりにMr. インクレディブルが家事を行うので、女性の社会進出や主夫など、現代背景を多くくみ取った作品となっています。長い年月をかけた分、とても内容の詰まった素晴らしい作品に仕上がっていると感じます。

インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2
7

前作より面白いし親も楽しめる

ストーリーは、前作のミスターインクレディブルのラストから繋がっており、そちらを観てからの方が内容が入ってきやすいと思います。
前作に続き、家族をテーマとしたヒーローアニメになっていますが、今回はそれに加えて夫ボブの育児や家事に奮闘する姿、妻ヘレンが夫に家庭を任せて仕事に復帰するといった現代社会のあり方も描かれており、子どもはもちろん親も楽しめる作品でした。

前作のラストで少し出ましたが、ヒーローパワーを持っていないと思われていた赤ちゃん・ジャックジャックの力は他の家族と違っていくつもあり、そのパワーが出てくるたびにワクワクします。ボブとヘレンの子・ダッシュとヴァイオレットも前作よりヒーローパワーを使いこなしており、戦闘シーンは見応えがありました。
今回登場する敵スクリーンスレイヴァーは、映像を使って催眠術をかけみんなを操るのですが、ヒーロー達に頼ってばかりで、見ているだけの一般人はそれでいいのか。便利なものばかりを求めて、自分は何もしていない。ということを訴えています。これもネットやメディアに溢れた現代社会に対する問題提起をされており、ヒーローアニメを楽しみながらも現代社会の問題を考えさせられる映画でした。

インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2
8

イラスティガールファン必見!!ただし、子供は連れて行かないほうがいいかも

前作「ミスターインクレディブル」の時からイラスティガールがかっこいい!!と思っており、もっと出番が多ければいいなぁと考えていました。そんな思いが通じてか、今作はイラスティガール回と言ってよい内容で、大満足です。
序盤はイラスティガールが活躍しまくり(その間のミスターインクレディブルは主夫w)、後半は家族全員+αメンバーで問題を解決するといったもの。アクションシーンの出来も素晴らしく、ハラハラドキドキする内容でした。あとは前作ではあまり出番がなかった赤ん坊・ジャックジャックの出番や活躍が多かったのも良いですね。
ただ、途中何度もストロボ連射でピカピカするシーンが続きます。私は大丈夫でしたが、子供などは少し体調が悪くなったりしてもおかしくないかも。これでも海外版よりも調整をして上映しているとのことらしいです。海外版なんか見たら卒倒してしまうかも。

しかし、内容・映像どちらも素晴らしい内容だったと思います。恐らくDVDが発売されたらまた見るかと。

「3」も制作してくれないかなぁと思わせてくれる内容です、見て損はないと思いますので、ぜひぜひ多くの人に見てほしいです。