二ノ国II レヴァナントキングダム

二ノ国II レヴァナントキングダム

『二ノ国II レヴァナントキングダム』とは、レベルファイブが2018年に発売したファンタジーRPGである。当初はPlayStation 4とSteamでプレイ可能だったが、2021年にDLC版もすべて収録した『二ノ国II レヴァナントキングダム All In One Edition』がNintendo Switch向けに発売された。これまでのシリーズとはパラレルワールドになっており、ほとんどの要素が一新されている。

二ノ国II レヴァナントキングダムのレビュー・評価・感想

二ノ国II レヴァナントキングダム
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国を作りながらRPGゲーム

PS4ソフトの二ノ国レヴァナントキングダムについてレビュー、感想を書きたいと思います。

ゴロネール王国の国王ラウゼオの死去により、まだ子供のエバンが王位を継ぐこととなりました。
そんな時にクーデターが起こり戦乱へとなります。

この世界では一ノ国と二ノ国に分かれています。一ノ国は現実世界のようであり、二ノ国はファンタジーのような世界です。
この物語では一ノ国はあまり描かれておらず。ロウランという男性が一ノ国から二ノ国に渡ってきたシーンだけが描かれています。

クーデターの最中に一ノ国【現実世界】からロウランという人間がやってきます。彼は現実世界で瀕死になり、二ノ国へとやってきました。
高齢から若返ったロウランはエバンを助けて国の外に逃げるのでした。

この物語は国を作りながら、冒険して仲間を増やしていきます。
操作出来る仲間は最終的に5、6人程増えます。

その他にも拠点となる王国にて、建設した建物の運営をしていく人を仲間にする事が出来ます。
そのキャラクターによって仲間にする条件はさまざまですが、仲間集め要素が楽しくなる事でしょう。

デメリットとしては、どこに何を建てるかが予め決められており、建設の自由性はない所でしょう。
仲間をすべて集めるなら、攻略本かネットの攻略サイトを見ることをおすすめします。

後は、このゲームには戦争要素があり、それも楽しめる内容となっております。
決められたフィールドで攻めになったり守りになったりして、敵を倒す爽快感はいいでしょう。

ただ突っ込むだけだとレベルが足りない場合自滅する場合があるので気を付けてください。

ストーリー面ではとても感動できる内容となっています。
少し子供向けではありますが、王道の物語と人間性が描かれていると思います。

バトルはモンスターにぶつかると、画面が切り替わりアクションシーンに変更されます。
アクションは爽快感があり敵をばっさばっさと倒すのは気持ちがいいです。

謎解き要素の部分もあったり、色々と詰め込まれた作品だと思います。
単調なゲームですがおすすめな作品だと思います。

二ノ国II レヴァナントキングダム
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ジブリが好きな人におすすめのゲーム

「二ノ国」の続編として発売されておりますが、前作を知らなくてもストーリー的にはあまり問題もなく、やっていると接点がちょいちょい出てくるので楽しめる所も増えるかなといった感じです。
キャラデザは元ジブリスタッフの百瀬義行さんで、音楽も久石譲さんが手掛けており、ジブリ独特な世界観は健在であると言えるでしょう。
メインストーリーだけでなくサブクエストもあり、こちらはかなり種類が豊富なのでEDを見た後でもゲームを楽しめます。
前作にはなかったキングダムモードや進軍バトルなども追加されており、モンスターバトルだけでなく城の建設や戦略ゲームのようなこともできるようになりました。
ゲームをやり慣れている人にとっては簡単すぎて物足りないかなと思いますが、ストーリーも子供が喜びそうな王道なファンタジーなので丁度良いと思いました。
またマップが見やすく次の目的地が表示されるので、ゲーム音痴な私でもさくさく進めることが出来ました。
サブクエストがとにかく多くて、まだクリア出来ていないのですが、アイテム集めは序盤から念入りにしておけば良かったなと少し後悔しております。
神秘的な美しさが漂う二ノ国をあちこち探索するのはとても楽しく、達成感のあるものなのでこれから更にやり込んでいくつもりです。

二ノ国II レヴァナントキングダム
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前作から大きくスタイルチェンジした幼き王の物語

前作の「ニノ国」から大きくスタイルチェンジをした本作。
物語は、陰謀により国を追われた幼き王「エバン」が、偉大な王となり巨悪を討つという壮大なストーリーになっている。

特に変わったのが、戦闘システムだ。
前作では、心の戦士である「イマージェン」を駆使して戦うというシステムになっていたが、本作では精霊である「フニャ」を駆使して戦うシステムへとシフトチェンジした。
「フニャ」は属性や様々なスキルを持っており、キャラクターと連携することで大きな力を発揮する。「フニャ」の登場により、戦い方の幅が広がったのは言うまでもないだろう。
またキャラクター操作についても、武器やスキルの使い分けができるようになり、より多彩なアクションを行うことができるようになった。

探索できるフィールドも広大で、マップを見ただけでは入れるかわからない場所も多く存在する。
サブクエストによって入れる場所を見つけることができたり、ある魔法を覚えることで入れるようになる場所があったりと、より冒険をしている感じが強くなった。

さらに、今まではなかった自分だけの国を作る「キングダムモード」やストラテジー要素の強い「進軍バトル」、ダンジョンの難易度が高い代わりにレアアイテムが入手できる「夢幻迷宮」などが追加され、さらにやり込み度がアップした。
前作をプレイしていない人でも、楽しめる作品となっているので、まだプレイしていない人は是非プレイしてみてほしい。