チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜のレビュー・評価・感想

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チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
7

実話を基にした高校生がチアダンスにて全国優勝した話

女子高生がチアダンスにて全国制覇を果たした実話に基づく感動ストーリーです。高校に進学した友永ひかりは、チアリーディング部に入ることを決めています。そのわけは、思いを寄せるサッカー部の同級生の孝介を応援したいという気持ちからでした。実際に入部すると、地獄先生とあだ名を持つ早乙女薫子という厳しい教師がいました。彼女が目標としていたのは、「全米大会で優勝し、全米制覇」でした。早乙女は、女子生徒に対して前髪を下ろすのは禁止、ミニ丈はNG、恋愛禁止などの厳しい指導をするのです。あまりの厳しさに何人かの生徒はやめてしまいますが、ひかりは残ります。残った中には、チアリーダー経験のある玉置彩乃がいて、彼女が部長となります。厳しい練習でやめたいと考える部員も出始めますが、彩乃は「明るく素直で美しく」をモットーに部員たちを励まします。
いよいよ最初の大会となる福井大会に出演し、自分たちの力不足を実感します。早乙女は、このままでは福井大会止まりだと説教します。そして新しいコーチを雇うなどして熱心な指導を続けます。
ある日、早乙女は校長先生から、チアリーディング部をバトン部に戻すように指導しますが、早乙女は食い下がります。それを知った、部員たちは、校長先生のもとに訪れ「全米」を目指す決意があることを伝えるのです。生徒たちは猛特訓して、全米大会のステージに立つことになります。その様子は、全国放送されていて、ひかりの父なども応援しています。ひかりは大会当日センターに立つことを命ぜられます。早乙女は、「優勝したその先にある風景を見てきなさい」と生徒たちにエールを送ります。無事、演技を終えたひかりは、早乙女に対して「風景が見えた」と語ります。その後、彼女たちの優勝が伝えられるのです。

チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
9

広瀬すずが可愛いだけじゃない!

スポ根系ドラマには弱い私。
番宣も結構やっていたので、また広瀬すずかぁ、なんて思いながら軽い気持ちで見に行きました。天海祐希演じる先生が新入部員に吐いた「地獄に落ちなさい」の後に雷の演出など少々寒い演出もありましたが、チアダンスの楽しさに目覚め、大会での惨敗、分裂の危機や廃部の危機を乗り越えて一致団結してチアダンスを上達させていく姿は青春映画としてとても良く出来ていたと思います。
映画中盤で山崎紘菜演じる一匹狼の紀藤唯のストリートダンスに広瀬すず演じる友永ひかり、
中城あやみ演じる玉置彩乃が混ざって3人で踊るシーンは、挿入歌と合っていて、唯が一匹狼から仲間を信用していく様子が伝わってきて胸が熱くなりました。
天海祐希演じる八乙女先生も、最初は生徒たちに自分の思いが伝わらず、もどかしい部分もありましたが、回想シーンでの自分を追い込んでいた姿には涙が止まりませんでした。
映画終盤の大目玉のチアダンスシーンは、手に汗を握り技が成功するたび、心の中でよしっ!となっていました(笑)
最後の結果のシーン、タイトルにもあるように、全米制覇をすることが分かっているのにドキドキ、JETSの名前が呼ばれ選手たちが八乙女先生を抱き合っているシーンではとにかく涙涙。
2時間ほどの作品でしたがあっという間!自分の青春時代、こんなに努力して仲間を信じて涙を流したことがあったかな、なんて思いながら、思わず学生時代に戻りたくなる、そんな映画でした。