六道の悪女たち

六道の悪女たち

『六道の悪女たち』とは、中村勇志による漫画作品。不良達の抗争に巻き込まれる主人公が数々の悪女と出会い、改心させていく姿を描いたラブコメディである。『週刊少年チャンピオン』にて2016年30号から2021年19号まで連載された。不良だらけの亞森高校に入学したいじめられっ子の六道桃助は、悪女にモテる陰陽術の巻物の力で最強の不良・向日葵乱奈に惚れられてしまう。中村の初連載作品。テレビアニメ化もされており。2023年4月から6月までTOKYO MX他にて放送された。

六道の悪女たちのレビュー・評価・感想

六道の悪女たち
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出てくるヒロイン全員悪女?!

少年チャンピオンで連載している「六道の悪女たち」、題名からもう出ているがこの漫画のヒロインは全員悪女なのだ。メインヒロインである向日葵乱奈は「なんとなく」で族のチームをひとつ潰すほどの暴力の化身のようなヒロインで、作中誰よりも恐ろしく強い存在です。
なんでそんか彼女がヒロインなのかと言うと主人公はひょんなことから「悪女」に限りモテモテになるという呪いの力を持ってしまい、いじめっ子の女子、ヤンキー女子から警察に変装して暴走族を潰すヤバイ女子、強い男を暴力で屈服させることに快楽を覚える族の幹部など、悪女という悪女からモテモテになってしまう。そのため、あらゆるトラブルに巻き込まれます。
主人公の六道はもともとは気弱ないじめられっ子で、ヤンキーなんか大嫌い。平和で普通の学生生活を送りたいだけなのにヤンキーばかりの高校に入ってしまい、その憤りを友達とトイレでぶちまけるような少年です。その彼が急に悪女からモテモテになってしまい、女の子にモテて嬉しいどころかトラブルばかりです。
そしてこの漫画のすごいところが、そのトラブルを本当は気弱な六道が勇気を持って解決していく王道少年漫画なところです。設定だけ聞くとハーレムラブコメのようですが、内容は「悪女」たちが抱える問題を、六道が友達と一緒に解決していきます。毎回毎回次は一体どうなるんだ!?というハラハラドキドキする展開の連続でチャンピオンを買うのが楽しみになります。

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