ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro

『ルパン三世 カリオストロの城』とは、モンキー・パンチ原作の漫画「ルパン三世」の劇場用アニメーション映画化第2作。1979年12月東宝系公開。 宮崎駿が初めて劇場用作品の監督を手掛け、映画史上に残る不滅のアニメーションとして世界的に親しまれている名作。ゴート札なる偽札を製造し、世界経済の裏側で暗躍していると伝えられるカリオストロ公国で、カリオストロ伯爵の妻にさせられようとしている公女クラリスを救うため、そして国の秘密を暴くため、ルパン三世とその仲間たちの活躍を描く。

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostroのレビュー・評価・感想

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro
10

ヨーロッパの小公国にあるカリオストロ家にまつわる財宝とそれを手に入れようとする伯爵と少女クラリスを助けるルパンとの戦い

原作のモーリスルブランの青い目の少女も読んだのだが、見事な出来の作品である。悪党のカリオストロ伯爵の狡猾さ、邪悪さでクラリスの清純さ、清らかさが光る。ルパンはクラリスを全力で守るが、随所に過去のクラリスとの因縁の思い出やちょい悪オジサマの1面がギャグとともに描かれる。激しいカーチェイス、ウィットにとんだ会話、少々現実離れはしているが息もつかせぬアクションの展開、見どころ満載である。カリオストロの財宝を探っていて見つけてしまったカリオストロ公国の紙幣偽造の秘密を暴くため、宿敵銭形警部と協力して伯爵にさらわれたクラリスを助け、偽札製造の事実をインターポールに告発する。見ていて途中で時間を気にすることがなかった。古城の湖底に古代ローマの町が眠っていたという結末は原作と同じである。ルパンは明晰な頭脳を持っていて、自分を信じてくれるもののためには全世界を敵に回しても戦おうとするが、相手を助けた後、相手がルパンについていこうとしても、自分の職業が泥棒で闇の世界、相手を支えてやることができない弱い自分をいやというほど知っている。だから未練たっぷり残して心だけ盗って去っていく、癒さっていかざるを得ない。それがルパンではないかと思う。自分の皮肉な運命を軽いジョークで笑い飛ばして、次の獲物を狙い、盗みに全力を賭ける、魅力ある主人公である。

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro
10

不朽の名作です。

あいつはとんでもないものを盗んでいきました、それはあなたの心ですこれは痺れる、余りにも有名なこのセリフよくありがちに思えるけど銭形とルパンこの二人だからこそ熱いです。ルパン&宮崎駿って熱くならないはずがないです。MMA&ギャヴィンオコナーのような見事なマッチングです。内容ももちろん熱いです。偽札で財を成す大富豪の陰謀を暴きそれに巻き込まれたジブリチックな少女を救おうとするストーリーで一粒で二つの味がする作品です。そもそもルパン、次元、五右衛門3人がカッコ良すぎる、一人黄昏て悩むルパンに、一人でかっこつけて悩んでないでおれに言えルパンってとこは思わずニヤけてしまいますし暗殺部隊に対して結構やり合うルパンと次元の戦闘力の高さ、ルパンの人間離れした身体能力がエゲツナイ
五右衛門の無益な殺生はしないスタイルといざという時ルパンらを助ける風来坊なカッコ良さあります、偽札の陰謀を暴こうとする銭形のいかにも熱血な刑事イズムと上下関係関係なしに信念を貫くという姿勢にはリスペクトせざるを得ない。ルパンと手を組むってなってからのルパンに手を貸しつつきっちり自分の役目をこなす銭形それにルパンとのライバル関係があってこその最後のあなたの心ですはマジで名言だと思います。洋画で例えるならワイスピ5のドムとホブスのような感じです。現代のエゲツない作画の方のルパン映画も見たくなったのとオマールシーの方のルパンも見たくなったのでルパンのカッコいいイズムが詰まった傑作です。

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro
9

なんだかんだ言って、何度も見てしまう。

言わずと知れた宮崎駿監督の名作です。
五ェ門の出番が少ないなど、ルパン作品としてはちょっとのところもありますが、やはり面白いなと思います。
敵である伯爵の最期が、かなりグロいのも印象的です。
その場面をちゃんと映したわけではありませんが、想像するとひどいなと思います。
ヒロインのクラリスはかわいくて、好きです。
でも女性というよりは少女というか、ルパンにとっては妹的な部分もあって、そこが2人の関係性により切なさを足していると思います。
クラリスを抱きしめることをためらったり、ルパンもなかなかいい男です。
この映画を見てから、ほかの作品を見ると、カリオストロっぽいなと思う場面が多々出てきます。
いろいろなアニメの設定がこの話から始まったんだなと思います。さすが、宮崎駿監督です。
ある意味王道の話なのですが、それでも細かいところとかもこだわっていてすごいなと思いました。
あと名台詞も多くて、「今はこれが精いっぱい」とか、最後の銭形の台詞がすごく好きです。
「ルパンが盗んだのはあなたの心です」なんて、はっきり言ってクサい台詞ですが、そこがまたよかったです。
カリオストロか、もう見飽きたなと思いつつ、やっぱり見てしまう作品です。

ルパン三世 カリオストロの城 / Lupin III: The Castle of Cagliostro / Lupin the Third: The Castle of Cagliostro
10

ルパン三世とジブリ

世界の大泥棒ルパン三世と可愛らしいタッチのジブリアニメの異色なコラボ映画です。
ルパンと次元は車で走っているところに黒服に追われるお姫様に遭遇します。お姫様を救おうとしたルパンはお姫様とどこかで出会ったことがあると思い、落としていった指輪を見て思い出しました。昔ルパンが泥棒に入り失敗し、銃で撃たれたのちにたどり着いた城内のお姫様だったのです。
大きくなっていてすぐには気づかなかったルパンでしたが、あのお姫様はお金目当てで伯爵と結婚させられることを知り、助けに向かうのです。次元、五右衛門と共に助けに行き、次元と地下水路から侵入し、ルパンだけが侵入に成功しました。そのままお姫様のところまで行けましたが、伯爵に見つかってしまい地下に落とされてしまいます。そこで銭形警部と会い、一時休戦とし、一緒にここから出る作戦を立てます。2人で地下から脱出し、お姫様を救おうと試みますが、ルパンは伯爵に銃で撃たれてしまいます。
後日行われる結婚式に潜入し、お姫様を救い出しましたが伯爵が追ってきます。時計台の針まで追われました。12時の場所にある穴に指輪をはめると、何かが起こる…とルパンが伯爵に言います。さて、はめた時何が起こるのか。