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なんだかんだ言って、何度も見てしまう。
言わずと知れた宮崎駿監督の名作です。
五ェ門の出番が少ないなど、ルパン作品としてはちょっとのところもありますが、やはり面白いなと思います。
敵である伯爵の最期が、かなりグロいのも印象的です。
その場面をちゃんと映したわけではありませんが、想像するとひどいなと思います。
ヒロインのクラリスはかわいくて、好きです。
でも女性というよりは少女というか、ルパンにとっては妹的な部分もあって、そこが2人の関係性により切なさを足していると思います。
クラリスを抱きしめることをためらったり、ルパンもなかなかいい男です。
この映画を見てから、ほかの作品を見ると、カリオストロっぽいなと思う場面が多々出てきます。
いろいろなアニメの設定がこの話から始まったんだなと思います。さすが、宮崎駿監督です。
ある意味王道の話なのですが、それでも細かいところとかもこだわっていてすごいなと思いました。
あと名台詞も多くて、「今はこれが精いっぱい」とか、最後の銭形の台詞がすごく好きです。
「ルパンが盗んだのはあなたの心です」なんて、はっきり言ってクサい台詞ですが、そこがまたよかったです。
カリオストロか、もう見飽きたなと思いつつ、やっぱり見てしまう作品です。