クリード チャンプを継ぐ男 / Creed

クリード チャンプを継ぐ男 / Creed

『クリード チャンプを継ぐ男』とは、2015年に製作されたアメリカ映画。シルヴェスター・スタローンを一躍スターダムに押し上げた『ロッキー』シリーズ初のスピンオフ作品で、『ロッキー・ザ・ファイナル』以来9年ぶりに新たな物語を描く。今は亡き伝説のボクサー・アポロの息子アドニスは、かつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキーを探し出してトレーナーを依頼。アドニスの純粋さと情熱にアポロの面影を見たロッキーは、彼を鍛え上げ自らのすべてを託し、セコンドとして共に世界タイトルマッチに挑む。

クリード チャンプを継ぐ男 / Creedのレビュー・評価・感想

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クリード チャンプを継ぐ男 / Creed
10

涙なしでは観られない!ロッキーファンもそうでない人も必見の名作スポーツ映画

1976年シリーズ1作目が公開されてから今もなおファンから愛されている「ロッキー」。
この映画を機にシルヴェスター・スタローンは一気に世界的映画俳優として愛されることとなります。
ロッキーシリーズ最終章である「ロッキー・ザ・ファイナル」から実に9年ぶりの続編である「クリード」は、
長年ロッキー・バルボアの帰還を待っていた往年のファンから、ロッキーを知らない若い映画ファンまであらゆる世代を虜にした伝説のボクシング映画となりました。
主人公は、ロッキー・バルボアの永遠のライバル「アポロ・クリード」の隠し子「アドニス」。
孤児院で幼少期を過ごしていた彼を引き取ったのは、アポロの妻、メアリー・アン。
メアリーは亡きアポロの分までアドニスを大切に育てあげ、やがて彼は証券会社で働く優秀な青年へと成長します。
しかしアドニスが本当にやりたいと熱い気持ちを注いでいたのは、かつて父が王者として君臨していたボクシングの世界でした。
かつてリングの上で息絶えた夫の影を感じたメアリーは、彼がボクサーになることを反対していたが、アドニスはそれを押し切り、ボクサーへの道を歩み始めます。
父の所属していたデルフォイ・ジムを訪れますが、あっけなく入門を断られます。
行き場を失ったアドニスが次に訪ねた男、それがかつての父の最大のライバル、ロッキーだったのです。
ロッキーシリーズを長年牽引し戦ってきた主人公ロッキーが、
永遠のライバルであり友でもあるアポロの息子を鍛え上げるという、ファンにはたまらないストーリーですが、
ストーリーの作り込みが非常に繊細で巧みなので、ロッキーを知らない方が観てもすぐに世界観に入り込むことが可能です。
ロッキーシリーズよりもより現代的な音楽や演出が多いのですが、物語の最大の見せ場であるアドニスがボクシング王者混乱に挑むシーンは必見です。
絶体絶命のアドニスにロッキーが残した言葉、そして絶対に打ち勝ってみせると誓ったアドニスが顔を上げた瞬間、誰しもが涙する演出が…!
この作品を観ずにボクシング映画は語れません。
長年ボクシング映画を愛していた方、ボクシング映画はまだ観たことないという初心者の方もぜひご覧ください。
生きることに熱くなれる一本です。

クリード チャンプを継ぐ男 / Creed
10

血が湧き立つかんじ

私はロッキーシリーズは見ていないのですが、そんな私が見ても面白かったです。自分が偉大なボクサーアポロの息子と知って、ボクシングにはげむ男クリード、より高みに行くため、父の友人のロッキーのもとに行く、ロッキーの病気発覚、衝突、2人で戦うことを決意、試合と、あらすじを箇条書きにしただけで熱くなる展開でした。クリードがアポロとロッキーの試合を見て、シャドーボクシングをしているところとか、旧作を知らない私でも、ああ、父のことを考えているんだなと感動したし、ロッキーとクリードの関係がただの師弟関係というより、だんだん親子のように見えて、ああ、これは親子の話なんだなと思いました。試合シーンはすごく迫力があって、ドキドキしました。ああ、やっぱりスポーツものって体の血が湧き立つようなワクワク感があります。映画を見た後、走り込みとか、なんかトレーニングがしたくなりました。ロッキーシリーズを見ている知り合いも泣いたと言っていました。昔の人気映画の続編とかスピンオフって、あんまりなこともあると思いますが、この映画はロッキーシリーズのリスペクトがあるし、話自体もおもしろいし、ロッキー役のスタローンも、歳は歳だけど、昔、すごいボクサーだったと彷彿させる目をしているし、すごいいい映画だと思いました。