涙なしでは観られない!ロッキーファンもそうでない人も必見の名作スポーツ映画
1976年シリーズ1作目が公開されてから今もなおファンから愛されている「ロッキー」。
この映画を機にシルヴェスター・スタローンは一気に世界的映画俳優として愛されることとなります。
ロッキーシリーズ最終章である「ロッキー・ザ・ファイナル」から実に9年ぶりの続編である「クリード」は、
長年ロッキー・バルボアの帰還を待っていた往年のファンから、ロッキーを知らない若い映画ファンまであらゆる世代を虜にした伝説のボクシング映画となりました。
主人公は、ロッキー・バルボアの永遠のライバル「アポロ・クリード」の隠し子「アドニス」。
孤児院で幼少期を過ごしていた彼を引き取ったのは、アポロの妻、メアリー・アン。
メアリーは亡きアポロの分までアドニスを大切に育てあげ、やがて彼は証券会社で働く優秀な青年へと成長します。
しかしアドニスが本当にやりたいと熱い気持ちを注いでいたのは、かつて父が王者として君臨していたボクシングの世界でした。
かつてリングの上で息絶えた夫の影を感じたメアリーは、彼がボクサーになることを反対していたが、アドニスはそれを押し切り、ボクサーへの道を歩み始めます。
父の所属していたデルフォイ・ジムを訪れますが、あっけなく入門を断られます。
行き場を失ったアドニスが次に訪ねた男、それがかつての父の最大のライバル、ロッキーだったのです。
ロッキーシリーズを長年牽引し戦ってきた主人公ロッキーが、
永遠のライバルであり友でもあるアポロの息子を鍛え上げるという、ファンにはたまらないストーリーですが、
ストーリーの作り込みが非常に繊細で巧みなので、ロッキーを知らない方が観てもすぐに世界観に入り込むことが可能です。
ロッキーシリーズよりもより現代的な音楽や演出が多いのですが、物語の最大の見せ場であるアドニスがボクシング王者混乱に挑むシーンは必見です。
絶体絶命のアドニスにロッキーが残した言葉、そして絶対に打ち勝ってみせると誓ったアドニスが顔を上げた瞬間、誰しもが涙する演出が…!
この作品を観ずにボクシング映画は語れません。
長年ボクシング映画を愛していた方、ボクシング映画はまだ観たことないという初心者の方もぜひご覧ください。
生きることに熱くなれる一本です。