東京喰種トーキョーグール:re / Tokyo Ghoul:re

東京喰種トーキョーグール:re / Tokyo Ghoul:re

『東京喰種トーキョーグール:re』とは、石田スイによる日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2014年から2018年まで連載された。本作は、前作『東京喰種』の続編(第二部)にあたる。前作『東京喰種』では、半喰種となってしまった主人公の金木研の成長と葛藤が中心となって物語が展開されていたが、本作では喰種捜査官の佐々木琲世が主人公となっており、新たな事件が描かれている。『東京喰種トーキョーグール:re』は、喰種と人間の境界をテーマに、人間と喰種の世界での葛藤や友情、愛情を描いたダークファンタジー作品として高い人気を博した。また、独特のアートスタイルや緻密なストーリーテリングも特徴として挙げられる。

東京喰種トーキョーグール:re / Tokyo Ghoul:reのレビュー・評価・感想

東京喰種トーキョーグール:re / Tokyo Ghoul:re
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漫画『東京喰種トーキョーグール:re』についてのレビュー

今回紹介するのは『東京喰種トーキョーグール:re』です。
<概要>
東京に人間以外の生物「喰種」が生息しており、姿かたちは人間とそっくり、しかし、喰種の食糧は人間の肉でした。
そこで人間側には喰種を駆逐するための喰種捜査官と呼ばれる組織が発足されます。
そこでクインクスと呼ばれるグループに所属する捜査官佐々木琲世によってさまざまな喰種が駆逐されていきます。
しかし、この佐々木琲世には秘密がありました。それは、彼はもともと人間から嘉納と呼ばれる科学者によって人口喰種にされた金木研と呼ばれた半喰種でした。
喰種を駆逐していく中で、過去に出会い、共に戦ってきた仲間の喰種と戦っていくうちに、金木研としての記憶が戻り始めます。
自分が捜査官なのか喰種なのかの葛藤の中で戦っていく中で、昔、母親に虐待を受けていたこと、死にたいと感じていたこと、様々な記憶が蘇ってきます。
そして、拘留所に捕らえられていた半喰種時代の仲間「雛実」を助けるために最強の捜査官「有馬貴将」と戦い、勝利します。
戦闘終了後、有馬貴将の秘密を知ります。そして好きな女の子、「霧島董香」との関係が深まり、その後喰種社会を裏から捜査していた人間との戦いを経て、幸せな暮らしを手に入れることができました。

この作品は、自分とは違った世界で生きている人間をどういう風に受け入れていくのかが問われている作品になっていると思います。

東京喰種トーキョーグール:re / Tokyo Ghoul:re
10

タイトルなし

一作目では、主人公・金木研が最強の捜査官・有馬貴将に負けて終わるというなんともいえない終わり方をしました。あの時…僕は「え…?え!!!?金木くん死んじゃったの!!!?」といわんばかりに狼狽し、部屋の中で一日中悶絶していました。

二作目の東京喰種:reでは記憶をなくし、佐々木琲世として復活していました。
「あぁ…金木くん…金木くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっんんんん!!!」と部屋の中で1人月山状態(東京喰種に登場する金木くん大好きキャラ)で、歓喜していました。
いやぁ…連載が再開したときは、このままじゃ終わらないだろうと思いながらも、いざ再会すると喜ばしいものです。

一作目では、金木くんが半喰種となり、喰種のSideから、ストーリーが進みましたが、二作目では相変わらず半喰種なものの、捜査官Sideからストーリーが進んでいくものでした。

元々普通の大学生で人間だった金木くんが一作目で、半喰種になった際、どうしようもなくなったときに助けてもらった恩人、芳村さんより教わったこと…
人間と喰種両方の立場から、考えることが出来る…それを実に上手く構成した作品だと思いました。
一作品目は喰種の立場から
二作目は捜査官…つまり人間の立場からというものでした。

金木くんもいろんな事件に巻き込まれ、自分の考え方、自分の立場、自分の過去とぶつかりながら、成長していく姿…
「かっこ悪くても…生きろ」
この言葉が、僕の心の中に今でも残っています…

この作品には、いろいろと考えさせられました。
残酷な描写が多いところもありますが、総じて最後まで読んでみると心に響くもの、心が温かくなるものがありました。
ぜひ皆さんも読んでみてください!!