コクリコ坂から / From Up on Poppy Hill
『コクリコ坂から』は2011年7月16日に公開されたスタジオジブリ映画である。宮崎吾朗監督が2006年公開の『ゲド戦記』に続いて手がけた長編第2作である。企画・脚本は宮崎吾朗監督の父である宮崎駿。
物語の舞台は1963年、横浜。海の見える丘の上にある下宿屋コクリコ荘。そこを祖母と切り盛りする16歳の少女、海。彼女の日課は毎朝、海に向かって、亡くなった船乗りの父のために信号旗をあげること。旗の意味は「安全な航行を祈る」というものである。
海が通う高校では、明治に建てられた由緒ある建物をめぐって、小さな紛争が起きていた。古いけれど、歴史と思い出のつまった建物を取り壊すべきか、保存すべきか。その最中で海は新聞部部長の風間俊と出会い、お互いに惹かれ合うようになるがある問題が発生する。東京オリンピックの開催を目前に控える日本では、古いものは全て壊し、新しいものだけが素晴らしいという風潮が強まっていた。その時代に生きる真っ直ぐな高校生たちの青春を描いた物語。
海の声を長澤まさみ、俊の声を岡田准一が担当する。キャッチコピーは、「上を向いて歩こう」。
アメリカでは「From Up on Poppy Hill」のタイトルで2013年3月15日に公開された。
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