学園アリス / Gakuen Alice / Alice Academy / Alice School

学園アリス / Gakuen Alice / Alice Academy / Alice School

『学園アリス』とは、樋口橘によって2002年から2013年まで雑誌『花とゆめ』で連載された漫画作品である。NHKBS放送にて、2004年〜2005年にかけてアニメ放送も行われた。アリスという超能力を持った者しか入学できない『アリス学園』を舞台とした学園ファンタジーである。元気で裏表のない性格の蜜柑と冷静沈着な蛍を中心に学園が大きく変化していく様子が描かれている。

学園アリス / Gakuen Alice / Alice Academy / Alice Schoolのレビュー・評価・感想

学園アリス / Gakuen Alice / Alice Academy / Alice School
7

不思議なこと・ドキドキすることがたくさん起きる学園生活

田舎で育った佐倉蜜柑(さくらみかん)の親友、今井蛍(いまいほたる)が、東京の天才しか入れない、大人になるまで家に帰れない規則がある「アリス学園」に転校してしまいました。
親友の蛍に会いに行った「アリス学園」の門で出会った鳴海(なるみ)先生に、蜜柑は、アリスの本当の意味を教えてもらいました。「アリス学園」は天才ではなく、超能力など不思議な能力を持つ子どもが通う学校でした。
鳴海先生の許可を得て、学園に入った蜜柑が、さまざまな不思議なことに遭遇する物語の見所は、ドキドキワクワクする不思議な学園生活です。
不思議な能力“アリス”と、生活態度や、上手に“アリス”を使っているかなど、学園の総合評価を星の階級で表した“成績表”に、この物語の面白さや楽しさ、魅力があります。
炎や雷を操る、動物を虜にする、「ぬいぐるみを作る」という意識を持つ、瞬間移動ができるなど、ワクワクする多くの不思議な能力“アリス” が登場します。
“アリス”の不思議な能力を使ったキャラクターたちが、学園祭や体育祭で楽しそうにしている場面を見ていると、楽しさを共有できました。
おかずの豪華さや、部屋の広さ、お小遣いの金額など、物語のさまざまな場面で出てくる星の階級は5段階あり、無星からスペシャルまでの差を見るのも面白さの1つです。甘酸っぱく、切ないさまざまな恋愛模様も注目です。

学園アリス / Gakuen Alice / Alice Academy / Alice School
10

能力系のお話ですが、学園ものなので年齢問わず楽しめます!

アリス、と呼ばれる特殊能力を持って生まれた子供たちが集められる学校があり、そこに主人公の親友が突然行ってしまいます。主人公は無鉄砲・猪突猛進なので、1人で家を出て親友を探しに行ってしまいます…。もちろん主人公はアリス無しです。なので学園の中には入れなかったはずなのですが、偶然出会った学園の先生に中に入れてもらえたのがきっかけで、また親友と再会を果たし、自身も学園に通うことを「おじいちゃんに話してくる!」と言ったものの、アリス学園に一度入った者はアリス無しにならないと帰れない、というのです…。
「なんで!!」となった主人公は様々な事件を引き起こします。(わざとじゃありません)
そして、主人公のアリスは表立ったものではないので、見るからにアリス持ちのクラスメイトからは「アリス無し・落ちこぼれのくせになんでこの学園にいるの?」といじめられます。通常だと病んでいく言葉も言われるのですが、この主人公たいへん打たれ強く、雑草のような子なのでクラスメイト達に立ち向かっていきます。
追究していくと、小学生くらいのお子様から大人でも楽しめるシリアスな展開にもなっていくので、年齢問わず楽しめる作品だと思います。