古代中国の歴史を現代でもわかりやすく表現した漫画
舞台は古代中国、殷。妖怪と仙人、人間たちが存在している物語。主人公は一人の道士、太公望。
それまで栄えていた殷王朝に妖怪仙人である絶世の美女:妲己とその部下達が現れ、殷の国王は魅入られ操り人形にされてしまう。
王は妲己の望むままに悪逆非道を続け、民は虐げられていく。
その妲己の行いにとうとう仙人の長が動き出す。
自分の弟子である太公望に、人間の世界で悪さをする妲己、その部下達である妖怪仙人を倒す「封神計画」を命じた。
最大の敵である妲己を倒すため仲間を集めながら奔走する太公望。
ただし妲己を倒すだけでは済まないところまで来てしまった。
操られているとはいえ、悪逆非道の数々を行ってきた殷の国王に、民の信頼はもはやどこにもなかった。
新しい王を立てなければ。太公望が新しい王に選んだのは西の地方を統治する姫昌という皆に慕われた人物。
だが彼は過去、妲己の策略により食を受け付けず、衰弱死してしまう。
その後彼の後継者として次男:姫発(武王)が矢面に立つことになった。
太公望は妲己と殷の国王を倒し新たな王を立てればこの国はよくなる、そう思い邁進していたが敵対するのは妲己だけではなかった。
300年以上殷の王に仕えてきた仙人、聞仲。そしてバックには妖怪仙人達。
彼らを倒すべく頭脳を駆使し、仲間と戦っていく。
当初の目的である殷の国王は倒し、新しい王が立った。
だがそれで終わりではなかった。
妲己の本当の目的、そして主人公、太公望の真実が明かされる。