王道的面白さ
悪くなっていく状況に抗い、成功するという映画の王道のような作品です。
今作の悪くなっていくことの1つ目は、怪獣の出現頻度が増していくこと。2つ目は、世界政府が何故か対怪獣用ロボットの生産運用をやめてしまう、ということです。
そんな危機的状況の中で、レジスタンスだけが残り、少数精鋭部隊が活躍し、最終的に世界は平和になった、というハリウッドらしいお話です。
野球で例えるなら、9回裏のサヨナラ逆転ホームランで負け確定のチームが勝利する感覚でしょうか。
数の力というより、個人の力で変えていく力強さがあります。大逆転勝利、いつもギリギリになって成功していくお話は胸が熱くなります。しかし、いつもそんな展開で話が進んでいくことに慣れてきてしまうこともなくはないでしょう。そのようなときには、すこしだけ映画から離れても良いのかもしれません。
筆者自身、映画から離れた事があり、そんなときに思ったのが、「飽き飽きした」からです。とはいえ、久しぶりに映画館に言ってみたらば、それでもやっぱり面白いな、と思いました。かつて映画ファンだった人たちも、最近見てないなと思った人たちも、映画館に言ってみたら、案外面白いなぁと、思うのではないでしょうか。