うそカノ / Uso Kano

うそカノ / Uso Kano

『うそカノ』とは、林みかせによる少女漫画作品。2013年2月号より白泉社「LaLa」に連載中。
片想い中の入谷くんが「彼女のふりをしてくれる人=うそカノ」を探していると知り、すばるが思わず立候補する。いつかはホントの彼女になりたいと願うすばるの恋の行方を描く。

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うそカノ / Uso Kanoのレビュー・評価・感想

うそカノ / Uso Kano
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空白を読む漫画『うそカノ』

『うそカノ』はLaLa(白泉社)で2013年2月号から2018年5月号まで連載された、林みかせ先生の作品です。

主人公・神宮寺すばるは、同じ高校の特進科で学年トップの入谷匡史に密かに恋をしていました。ある日、入谷くんが『彼女のフリしてくれる人見つけないと…』とつぶやくのを偶然聞いてしまい、衝動的に立候補。入谷の嘘の彼女(うそカノ)をすることになります。
素直で何事にも一生懸命なすばると過ごすうちに、次第に入谷は当初の目的を昇華させ、そして彼女へ興味を抱いていきます。
2人の不器用な恋の行方はどうなってしまうのでしょうか?
小学校時代からの友人で、すばるに片想いをしている和久井朔也と、「うそカノなんて不毛な事やめとけ…」と、姉の恋を応援できないシスコンな妹・神宮寺とも、そして、その4人を取り巻く人間たちの恋模様にも注目の本作です。

何よりも注目したいのが、詩を読むかのような空気感のある作品である事です。
主人公のみならず、全ての登場人物の心の変化や揺らぎが丁寧に描かれ、片想いの苦しさや、相手を思いやる気持ちが、読者サイドへ痛いほど伝わります。
穏やかで暖かい気持ちになりたい時に読むのがオススメな作品です。

うそカノ / Uso Kano
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少女漫画うそカノは本当に最高の漫画

どんな世代の方にもきっと受け入れられるであろう漫画です。
主人公のすばるは大好きな入谷くんになんとかして近づこうと必死になって方法を探ります。そんな中で、たまたま入谷くんの「なんとかして彼女を作らないとな」という独り言を聞いてしまいます。すばるはその言葉に反応!「はい!私が嘘の彼女になります!」と立候補。そんな感じで嘘の彼氏と彼女として付き合うことになりました。簡単なあらすじはこんな感じです。ありふれた内容ではありますが、イラストの可愛さや、主人公の一生懸命さ。そして相手の入谷くんが徐々にすばるへと気持ちが傾いていき、最後には本当に好きになってしまう…という流れが秀逸です。
全10巻で完結なのですが、その間次々と出てくる問題や、コメディ溢れる感動するお話に釘付けになり、時間が経つのを忘れて読み込んでしまうこと間違いなしです。10巻といえば中だるみしてもおかしくないのですが、そういったこともなく、最初から最後までただ純粋に二人の恋を応援し、素直に幸せな気分でラストまで読むことができます。最近良いことがないな、幸せな気持ちになりたいな、と思っている方には是非とも読んで欲しい作品です。人を想う、思いやることの大切さに気づくことのできる名作です。

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