デュラララ!! / Durarara!! / DRRR!!

デュラララ!! / Durarara!! / DRRR!!

『デュラララ!!』とは、成田良悟による池袋を舞台としたライトノベル、及びそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣の誘いを受け上京し、来良学園へと入学。そして都市伝説の首なしライダー、闇医者、情報屋、池袋一強い男、ストーカー、カラーギャング、ヤクザに出会い、様々な事件に関わっていく。奇人の情報屋・折原臨也や異常に沸点の低いバーテンダー・平和島静雄など、多くの個性的なキャラクターが登場するのが、作品の魅力のひとつである。

デュラララ!! / Durarara!! / DRRR!!のレビュー・評価・感想

デュラララ!! / Durarara!! / DRRR!!
10

手に汗握る展開

池袋のカラーギャングの話です。タイトルとその情報だけ聞くとつまらなさそうですが、勧められてアニメを観始めると1期24話を1日で観切ってしまうほどハマれます!ストーリーが普通に暮らしている私たちには全然関係ないような非日常なので、私たちの日常と完全に切り離すことができて、ストレス解消になったからというのが一つの理由です。
他のアニメと比べてずば抜けてる点がいくつかあるというのもあります。まず1つ目が街の再現度がすごい点。池袋に頻繁に行っている人なら、ほとんど全てのシーンがどこかわかるレベルでよく街が描かれています。(さすがに1期が放送されていたのは2010年なので、変わってしまってるところはありますが…)
2つ目はキャスト陣が豪華すぎる点です。メインキャラクターたちは、様々なアニメで主役を張るレベルの大人気声優の方々が演じています。(LINEのボイススタンプが2つ出ているのですが、両方買ってしまいました)色々なアニメを観てきましたが、BGMも作品やキャラに合っていてとてもカッコ良くて、レベルが高いなと思います。やみつきになるポイントがたくさんあるアニメなので、予想の何倍も楽しめると思いますよ。

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10

池袋を舞台にしたデュラララ!!ってどんなアニメ?

ごく普通の日常を送る少年『竜ヶ峰帝人』は、幼馴染でかねてからの親友である『紀田正臣』に勧められて、池袋の来良学園に入学することを決意する。上京初日、正臣に池袋を紹介してもらう帝人だが彼の想像以上に街は非日常に溢れていた。正臣の知り合いだという『門田』、露西亜寿しの『サイモン』、池袋最強の男『平和島静雄』、首なしライダー『セルフィ』…。学校では『園原杏里』という女の子と仲良くなり、新しい生活に期待が膨らむ帝人だが、さまざまな事件に巻き込まれていく。新宿を拠点に活動する『折原臨也』という情報屋が事件の裏で糸を引き、複雑に絡み合う池袋の人々の思惑の中で、帝人たちの仲は次第に引き裂かれていくのだった。帝人は謎の組織とされる『ダラーズ』の創始者であり、正臣は一昔前に池袋で流行っていたカラーギャング『黄巾族』の将軍、杏里は呪われた妖刀『罪歌』をその身に宿していた。3人は仲の良い親友同士であるからこそ、自分の秘密がバレれば友達を失ってしまうのではないかと恐れていたのであったが、次第にその秘密が3人を引き裂いていく事になる。池袋という実存する街にスポットライトを当てることで視聴者はあたかも自分もデュラララ!!の登場人物になったような気分になれる。日常から非日常へ。人間の感情が生み出す複雑な世界観に浸りたい人におすすめのアニメ。

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8

ネットの黎明期の青春群像

ラノベから派生したアニメです。
ラノベにしても登場人物が多いので、アニメのとある場面や人物が何故唐突に出てきたのかが気になる人はラノベを先に読むのを推奨します。
スマホでなくガラケー、SNSでなくて匿名のチャットルームがネットの主流だった時代の物語です。
匿名のオンラインの文字だけで人と人が繋がり始めます。
人が社会的地位や年齢を超えた繋がりを持つことが一般人にはあり得なかった時が舞台です。
日常から踏み出せないものの、満足もしていない人がネットでとある少年が創った架空のネット集団に集い始めます。
舞台は池袋という現実で平凡な日常と非日常が当たり前のように交わる場所です。
ネット集団は池袋を中心に正体がわからないまま、肥大し続けて普通の世界に生きる高校生の少年と非日常に生きる得体の知れない変人・奇人を結びつけます。
さらに池袋には妖精や妖刀といった怪異が実態を持って登場します。
怪異を金儲けとして追求する巨大な大人の組織、それに抗う怪異、そして池袋で自分のエネルギーを持て余した少年の集団が起こす小さな事件がリンクして大きな物語になります。
アニメの絵柄はラノベの挿絵を忠実に動かしているので、挿絵が気に入った人は是非見てください。

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10

日常だが日常でない

この作品は戦いを含むアニメの中ではグロい表現が少なく、女性も観やすい作品です。特に人の感情が複雑に描かれている作品が好きな人、狂気的な登場人物を好む人、想像できない展開がある作品を見たい人にお薦めします。この作品の根本は池袋に上京してきた1人の少年が主人公とされていて、池袋に住んでいた友達と共に個性的な仲間と高校生活を楽しむという日常アニメです。しかし、徐々に登場人物の秘密や過去が暴かれていくことで日常が崩壊し、狂っていくという物語です。始めはただの日常を描いたアニメに感じるため興味を失いやすいですが、その部分が全て伏線として現れるため、じっくり観ることで後のストーリーを楽しむことができます。ストーリーの主軸として主人公がいるものの、問題を持った人や人ならざる者に丁寧に焦点を当てて描かれるため、どの登場人物にも愛着が湧きます。また舞台を池袋と設定しているだけあり、場面によっては見ただけでどこか分かるほど、忠実にアニメーションを作り込んでいるため、聖地巡りなどをしても楽しめるでしょう。声優も豊永利行、宮野真守、花澤香菜、小野大輔、神谷浩史など、有名な声優が多く出演しているため物語に入り込めること間違いなしです。