レオナルド・ディカプリオの演技に陶酔
かなり前に視聴した映画なので、話の内容は少し忘れている部分もあります。
ジョニー・デップが主人公のギルバートを演じています。温かいけれどどこかほろ苦い家族のストーリーを淡々と綴っています。何より素晴らしいのが、知的障害を持つ弟役を自然体で演じていたレオナルド・ディカプリオの演技です。
あらすじは地方に住む田舎の青年が弟も含め肥満の母の世話をして毎日を過ごし、不自由な暮らしをしていたところ、地元外からやってきた女の子と知り合い心を通わせるという物語になっています。
派手なシーンはありませんが、ギルバートの心の内側に重点が置かれているので、ギルバートに共感ができれば物語に入っていきやすいかと思います。
また、レオナルド・ディカプリオ演じる弟の存在が映画の中で非常に重要で、物語の起爆剤となっています。ディカプリオはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞しています。ディカプリオの演技だけでも一見の価値ありと思います。
この後はネタバレになるかもしれません。ギルバートは女の子に一緒に田舎を出ようと誘われましたが、結局家族のために町を出ることを断念します。その決断に対して、「自分が同じ立場だったらどうするか?」と少し考えさせられる映画でもあります。