花の24年組〜少女漫画の在り方を根底から変えた女性作家達
今では全く珍しくなくなっているBL・耽美表現や、文学的な素養をも含む内容、繊細な絵柄など、それまでの少女漫画にはなかったアプローチをして1970年代に活躍した女性作家達。そろって昭和24年生まれだったことから、彼女達は「花の24年組」と称されています。筆者の世代にも懐かしい作家達のまとめをしてみました。
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大島弓子(おおしまゆみこ)とは、「24年組」と呼ばれる少女漫画作家の1人である。代表作は『バナナブレッドのプディング』や『綿の国星』など。好きで漫画を描いていたため「漫画家になりたい」という強い気持ちはなかったが、短大在学中に編集部に持ち込んだ『ポーラの涙』が漫画雑誌『週刊マーガレット』に掲載され、漫画家デビューした。数々の賞を受賞し、2021年に文化功労者に選出。