[おすすめ] 現代サーフミュージックまとめ
1960年代初頭、サーフィンを中心にアメリカから発生したサーフミュージック。ザ・ビーチ・ボーイズ (The Beach Boys)が代表格に上がりますが、現在では元サーファーであるミュージシャンなども登場し、ジャンルの定義としては非常に幅広くなっている。今回は現代サーフミュージックのおすすめをいくつかご紹介します。
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ジャック・ジョンソンは1975年5月18日生まれ、ハワイオアフ島ノースショア出身のシンガーソングライター。俳優、レコードプロデューサー、ドキュメンタリー映画制作者、元プロサーファーでもある。主にソフトロックおよびアコースティックポップのジャンルで知られている他、環境保護や持続可能性に積極的であることも広く知られる。
ジョンソンは高校生の頃にはプロ・サーファー契約を交わすほどのサーフィンの腕前を誇っていたが、17歳の時に事故で大けがを負う。それを契機に音楽や映像の創作活動に傾倒していく。2001年には1stアルバム『ブラッシュファイアー・フェアリーテイルズ』を発表。インディーズでありながらも全米でミリオン・セールスの大ヒットを記録した。
ジャック・ジョンソンはハワイのオアフ島で生まれ育ったシンガーソングライターです。
彼の住むノースショアは世界屈指のサーフポイントであり、サーファー達が集まってくる地域です。ジャック・ジョンソンも幼少の頃から波に乗り、サーフィンと彼の音楽は切り離せないものとなっています。
アコースティック・ギターが奏でる、優しくて懐かしい、そしてハッピーな音楽が魅力です。ゆったりとしたソフト・ロックやフォークの要素や、ポジティブな雰囲気のレゲエのエッセンスを持っています。海の景色を感じさせるようなアレンジがされていたりもします。
また、歌詞の世界もジャック・ジョンソンならではのオリジナリティーがあります。自然体で日常のことを歌っていて、多くの人が共感しています。そして洞察力が鋭く、説得力のあるフレーズはアドバイスとして胸に残ります。サーフィン中に大怪我をする前は、プロ契約をしていたほどの腕前を持つ彼には、波との関わりの中で得たであろう、ものごとを見抜く視点があります。しかし、その表現はシンプルで素朴なので難しさはまったくありません。とにかく聴いているとリラックスできて、心の中のモヤモヤやトゲトゲが消えていきます。穏やかでポジティブな気分になれる曲ばかりです。