天才は、鬱で、変態だ! 近代詩人マンガ『月に吠えらんねえ』がヤバイ
文豪や文学者をキャラクター化した作品の中でも、注目株となっているのが「月に吠えらんねえ」。詩人・萩原朔太郎とその作品世界観を解釈した漫画ですが、近代日本の思想について描き出しています。
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『月に吠えらんねえ』は2013年から2019年にかけて『月刊アフタヌーン』にて連載された、清家雪子によるファンタジー漫画。略称は『月吠』。
舞台となるのは近代日本のような幻想の街「詩歌句街」。街では近代の詩人・歌人・俳人たちの作品からイメージされたキャラクターが創作活動を行っている。自意識の目覚めに苦しむ近代の女性像や文学者の戦争責任といったテーマを扱っており、文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞、第19回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞するなど高い評価を得ている。
またリブート作品として『月に吠えたンねえ』がある。