なぜセイウチなのか。人間がセイウチになる映画「Mr.タスク」が珍妙すぎる!
数ある動物の中からどうしてセイウチを選んだのでしょうか。人間がセイウチになるというワンアイデアのみで膨らませたような映画「Mr.タスク」ですが、好き嫌いが極端に分かれるようで、傑作と称賛する人もいれば、時間のもだと貶す人もいます。さて、あなたはどちらでしょうか。映画「Mr.タスク」をご紹介致します。
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『Mr.タスク』(ミスター・タスク)とは、アメリカのホラーコメディ映画。監督・脚本は俳優としても活躍をするケヴィン・スミス。2014年9月6日に行われたトロント国際映画祭で初公開された。その後2014年9月19日にアメリカで、2015年7月18日に日本で公開されている。
とある老人に取材に行ったウォレスは、その老人に睡眠薬を飲まされて監禁されてしまう。そして老人はウォレスをセイウチに変える手術を行うと常軌を逸した恐ろしい計画を話し始めるのだった。
ポッドキャスト番組の司会進行をしているウォレスは、仕事の取材のためにカナダへ行って、現地の酒場の壁にあった貼り紙に書かれている冒険をした昔話を聞きに来てほしい老人の家の住所へ向かいました。老人は人里離れた大きな屋敷に一人で住んでいて、ウォレスを迎え入れて飲み物を出しました。老人は若き日に海で遭難した際に、一頭のセイウチと心を通わした友愛の日々を語りました。しかし、ウォレスに出した飲み物に強い効果の睡眠薬を入れていて、ウォレスの両足を毒蜘蛛に噛まれたからと嘘をついて切断しました。やがて老人はウォレスの肉体を手術でセイウチそっくりにしてしまいました。セイウチ人間になったウォレスを監禁している部屋にはさざ波の音とカモメたちの鳴き声だけの静寂な海の映像、と聴いた人の心に安らぎを与える音楽が流れ、ウォレスの怒りと嘆きの声が響いていました。身勝手に肉体改造されて鎖に繋がれているウォレスがとても可哀そうなのに、老人の理不尽の結果が満ちているこの部屋の場面は、美しく見えました。
終盤にウォレスの恋人と職場の相棒がウォレスを見つけに駆けつけてくれましたが、ウォレスをセイウチにした老人は死にました。ウォレスは肉体は完全にセイウチで、脳と心が人間のままで、お魚を主食として動物園で暮らす運命を強いられて物語は終わります。初めての自分だけのレンタル会員証を作ったときに出会った、可哀そうすぎて一部のフェティシズムに大変ぞくぞくとくる忘れられない作品でした。
主人公がセイウチ人間に変えられるというホラーコメディ。
インターネットラジオをやっている主人公。
その企画で、キルビルの真似をして足を斬ってしまったという少年を訪ねるべく、カナダに向かった。
しかし、その少年は既に亡くなっており、ネタに困った主人公は不思議な体験をした老人がいると聞きつけ、その老人の家を訪ねたのだった。
あらすじとしてはこのような感じ。
その後は主人公と、主人公の行方を捜す友人と、その恋人視点で話が進んでいく。
友人役として『シックスセンス』の『ハーレイ・ジョエル・オスメント』、探偵役に『ジョニー・デップ』、コンビニ定員役にジョニー・デップの娘二人が出演している。
スピンオフ作品もありますので、この作品が気に入れば是非。