天才ジャコパストリアス
フュージョン、ジャズを聴いている人間が避けては通れないのはジャコパストリアス。 素通りしようものなら「なんじゃコラ」と因縁をつけられ、警察もあんたが悪いと言ってしまうほどの影響力を持っているこの男。 ミスターベーシストジャコパストリアス。天才薄命の言葉通りの一生を追ってみよう。
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ジャコ・パストリアスは1951年12月1日生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のジャズとフュージョンのエレクトリックベース奏者、作編曲家。本名はジョン・フランシス・パストリアスIII世。革新的なテクニックを持ち、フレットレス・ベースをアンサンブルでの花形楽器にまで昇華させたことで知られている。
ジャコ・パストリアスは小さい頃に地元のバンド「ラス・オラス・ブラス」にドラマーとして参加していたが、フットボールの試合で左手首を怪我したことからベーシストに転向する。1975年にはアルバム『ブライト・サイズ・ライフ』にベーシストとして参加。1976年からはウェザー・リポートに加入してその存在感を見せつける。1982年にウェザー・リポートを脱退した頃から精神疾患に苦しめられ、1987年に息を引き取った。