迷い猫オーバーラン!

迷い猫オーバーラン!

『迷い猫オーバーラン!』(まよいねこオーバーラン)とは、松智洋によるライトノベル作品およびそれを原作とするテレビアニメ作品である。ライトノベル版はスーパーダッシュ文庫より、2008年10月から2012年2月まで刊行された。また、編集上の事情としてイラストは9巻までがぺこ、10巻はヤス、11巻は氷川へきる、最終12巻はみつみ美里が担当した。2010年4月から同年6月までテレビアニメが放送される。これに合わせて矢吹健太朗による漫画化作品が『ジャンプスクエア』(集英社)の2010年2月号から同9月号まで連載、その後増刊の『ジャンプSQ.19』に掲載誌を移し、2010年夏号及び2010年秋号に掲載された。
血の繋がらない姉と二人暮らしをしている都築巧が主人公。本作は都築巧がお人好しで不器用なドジッ子の姉や、幼なじみの芹沢文乃たちに振り回され、落ち着かない日々を送る姿が描かれる。

迷い猫オーバーラン!のレビュー・評価・感想

迷い猫オーバーラン!
8

3人の女の子とのドタバタコメディー

この作品はライトノベル原作のアニメになった作品です。
主人公には芹沢文乃という幼馴染がいるのですが、彼女は所謂「ツンデレ」というやつで、なかなか主人公に想いを伝える事が出来ずにいました。そんな時、彼女にライバルとも言える2人の女の子が登場します。金髪お嬢様の梅ノ森千世、一人道端に捨てられていた霧谷希です。ライバルが現れたことで文乃は焦り、なんとか素直になれないながらもアプローチをしていくのですが、主人公は鈍感なのでなかなか気づいてくれません。
私は思いを必死に伝えようとする文乃にとても魅力を感じました。最近のよくあるツンデレとは一線を画すものがあると思います。口はかなり悪いのですが根はとても優しい女の子なので他の2人の女の子が困っていたら絶対に文乃は手を差し伸べようとします。そして主人公への愛がかなり良い意味で重たいです。幼稚園の頃から一緒にいたので絶対に誰にも取られたくない、しかし彼を縛ることはしたくないと葛藤する彼女は見ていてとても愛おしいものでした。
私は文乃に1番魅力を感じたので彼女の魅力ばかり列挙してしまいましたが、他の女の子も一筋縄ではいかない曲者(褒め言葉)揃いとなっているので是非視聴してみてください。