Uru / ウル

Uru / ウル

Uru(ウル)とは、日本の女性シンガーソングライターである。
2013年、YouTubeチャンネルを開設し、数多くの名曲カバー動画を投稿した。歌唱だけではなく、演奏やアレンジ、プログラミング、撮影、編集など全てを1人で行った。デビューするまでに100本もの動画を公開。
2016年には、「星の中の君」でメジャーデビュー。氏名や生年月日、出身地などの情報は公開せず、「謎だらけのシンガー」として注目を集めた。
その後に発表した楽曲はドラマやCM、アニメなどの主題歌として次々と起用された。5枚目のシングル『奇蹟』は、ドラマ『コウノドリ』のために歌詞を書き下ろした。デビューした時から大切に温めていた曲とのこと。
2018年には公式ファンクラブを開設。そして2020年には、初のデジタルシングルとなる『あなたがいることで』を配信した。同年、TBS系音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』に出演。これがTV初出演となった。さらに、『第62回 輝く!日本レコード大賞』では特別賞を受賞。2022年には、全国ホールツアーを開催している。

Uru / ウルのレビュー・評価・感想

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Uru / ウル
10

癒しの透明感ボイス

「Uru」というアーティストを知るきっかけは、「街なかのどこかの店で流れていた」以外思い出せません。

「力強く歌い上げる」と言うよりは「優しく諭してくれる」タイプの歌声で、強い主張がなく、下手すれば聞き流してしまっただろうと思います。
それでも耳に残っていたのは、一昔前の名作ドラマの主題歌のような、どこか懐かしい雰囲気と新しさを併せ持つ音源だったこと。そしてそれに乗った孤独や幸せ、悲しみ、後悔、切なさ、愛や夢など、人間の待つ感情をわりとストレートに表現した、正統派とも言えるその歌詞に深い共感と魅力を感じたからです。

人間なら心の内に本来誰しも持っているのであろう「恋人への依存」やいわゆる「重たい愛」を歌った曲。小さな幸せについて歌われた曲。後悔や辛さを乗り超え、前に進むための道標のような曲。幸せをつかんだ喜びを表現した曲。
透明感のあるあの癒しボイスに乗せてしまえば、妙に重さや嫌悪感、押し付けがましさがなく、「そうだよね、わかる」と納得してホッと癒されてしまう、そんな自分がいます。

1日の終わりに通勤電車の中で聴きたくなるような、そんな優しさや愛の溢れる名曲がたくさんリリースされています。疲れた夜、誰かに深く感謝した日、幸せを感じた日、泣いた日、笑った日、ぜひ皆さんにも聴いていただきたいです。

Uru / ウル
8

Uruの歌声の魅力

皆さんは、Uruさんの歌を聴いたことはありますか?
ドラマの主題歌に使われることも多いので、Uruさんの歌を知っている方も多いのではないでしょうか。
彼女の歌声は、落ち着いていて優しい歌声です。どんな暗闇でも包み込んでくれるような感じがします。

Uruさんの歌ったドラマの主題歌をいくつか紹介します。
1曲目は、ドラマ「中学聖日記」の主題歌「プロローグ」です。少し切ない気持ちになりますが、美しい曲となっています。
2曲目は、ドラマ「コウノドリ」の主題歌「奇蹟」です。曲の初めに「青く小さな心 隠した手のひらの隙間に 光が射すようにそっと 優しく伝わる温もり」というフレーズがあるのですが、Uruさんの優しく包み込むような歌声にとてもよくあっている歌詞だと感じます。
3曲目は、ドラマ「テセウスの船」の主題歌「あなたがいることで」です。個人的には、Uruさんの歌の中でもかなり好きな歌です。この歌を聴いていると、自然と大切な人のことが浮かんできます。歌い出しの少し静かな感じも素敵です。
4曲目は、ドラマ「マイファミリー」の主題歌「それを愛と呼ぶなら」です。歌の中に「空が青いとか 花が咲くとか 君が笑うとか 抱きしめるとか」というフレーズがあります。このフレーズを聞くと、なにげなく過ごしている毎日の中に、小さくてもかけがえのない幸せが溢れていることに気づかせてくれます。

他にも素敵な曲がたくさんあるので、あまり聞いた事がない方はぜひUruさんの歌を聴いてみてください!