逆境に打ち勝つ勇気がもらえる映画です
数多くのヒーロー映画を排出するマーベルが手掛けるヒーロー映画の1つになります。時代背景は第2次世界大戦。主人公スティーブ・ロジャーズは生まれつき病弱で身体が小さいですが、人一倍正義感の強い青年です。その正義感から幾度も軍に志願しますが、身体検査で引っかかり入隊を許可されずにいました。ある時、親友に誘われ科学展覧会に行くことになりました。展覧会の中にも軍の徴兵センターというところがあり、試しにテストを受けますが案の定落ちてしまいます。そこに偶然居合わせたアースキン博士という科学者の目に留まり、未知の技術を使ったスーパーソルジャー計画に参加することになります。実験の結果、強靭な肉体に超人的な身体能力を手に入れたスティーブ。その力を奮い、世界で暗躍するヒドラという組織と対峙していくことになります。
ヒーローと言えばかっこいい武器や超能力を使って戦うイメージが大きいと思いますが、スティーブが使うのはヴィブラニウムと言われる特殊金属を使用した盾になります。盾といえば基本的には防ぐ目的で使われますが、盾をブーメランのように投げて戦うといった斜め上な戦法をとるところが面白いポイントです。
身体能力が超人的と言ってもDC社のスーパーマンと比べると人間寄りと言いますか、殴られればダメージは残り、銃で撃たれれば出血もするという人間身が残っている超人と言えます。また、劇中知り合うペギー・カーターという女性と恋仲になっていきます。超人となっても心は人間のままであるということ、戦うだけではなくヒューマンドラマも展開されていくというところも見どころ。
スティーブは超人になる前から、なった後まで一貫して自分の正義を貫く、倒れても何度でも這い上がる、諦めないとう姿勢を見せてくれます。その姿に勇気をもらえることと思います。