アメコミヒーロー洋画感想
2011年に公開されたアメコミ原作ヒーロー映画で、MCUとしてはまだ初期の5作目にあたり、スティーブ・ロジャースが第二次大戦中如何にしてキャプテン・アメリカとなったかが描かれます。
19年公開のアベンジャーズ・エンドゲームに至るまでMCUを支え続けた顔として、今ではすっかりお馴染みの存在となったキャップですが、実写映画化は90年以来なので本作で初めてキャップに触れたファンは多いことでしょう。
本作は、他のMCU映画と比べてもキャップが誕生した背景が(戦時中という特殊な状況化と言う設定は変えられなかったとはいえ)原作に忠実という事も印象的で、その後の作品でも一貫して貫かれるキャップの愚直なまでの愛国心や正義感が、今の視点で見たら初初しく感じられましたね。
戦時中という状況下なのに、敵組織ヒドラの兵器がSFすぎるあたりは個人的にツッコミ所になりましたが(笑)(時を超えて更に悪事を重ねるので、ある意味説得力があったんですけどね)。
本作で戦死してしまったと思われたスティーブの親友バッキーの再登場は、その分衝撃度が増しましたね。
敵の計画を阻止するため戦闘機ごと北極海に落下したキャップがその後冒頭の冷凍保存につながり、目覚めたら70年後の現代だっという壮絶すぎる生い立ちとなりましたが、これで次回作「アベンジャーズ」に繋がり、文字通りこの作品で「役者がそろった」といえる状況になりました。