コンセント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
田口ランディ原作の小説が中原俊監督によって映画化、2002年に公開された。ねじれた家族愛と男女の関係、愛とはいったいなんなのか、男と女のサガについて、霊的なものと精神的なものの両方の面から描く。兄の失踪から「死の臭い」を嗅ぎ分けるようになった主人公がめくるめく変身を遂げて、男を癒すシャーマンになる話で、自らの感応力について考えさせられる作品。
Read Article
中原俊(なかはらしゅん)とは、日本の映画監督である。1976年に日活に入社し鈴木清順や大林宣彦などの助監督を務めた。監督デビューは1982年の『犯され志願』。1985年に日活を退社し、フリーになってからは一般映画・テレビドラマ・オリジナルビデオへと活動の幅を広げる。代表作には1990年の『櫻の園』、1991年の『12人の優しい日本人』などがある。