ゲスの極み乙女 / ゲス乙女

ゲスの極み乙女 / ゲス乙女

ゲスの極み乙女とは、日本のロックバンド。略称は「ゲス乙女」、「ゲス極」。メンバーはヴォーカル・川谷絵音、ベース・休日課長、キーボード・ちゃんMARI、ドラム・ほな・いこか。
2012年5月にロックバンド「indigo la End」のボーカルでもあった川谷絵音を中心に結成。インディーズとして活動を行い、2014年4月2日にメジャー1stミニアルバム『みんなノーマル』でメジャーデビュー。同年8月6日には初のシングル『猟奇的なキスを私にして/アソビ』を発売。
2015年にリリースした2ndシングル『私以外私じゃないの』、3rdシングル『ロマンスがありあまる』がヒットを記録するも、2016年にヴォーカル・川谷絵音の相次ぐ不祥事の影響を受け活動を休止。翌年の2017年には活動を再開。シングルやアルバムを通じて楽曲を発表しつつ、ライブ活動も盛んに行なっている。
高い演奏技術を駆使した独自のポップメロディーと、ヴォーカル・川谷絵音の特徴的な歌声が人気の一因である。

ゲスの極み乙女 / ゲス乙女のレビュー・評価・感想

ゲスの極み乙女 / ゲス乙女
10

ゲスではない極み乙女。

ゲスの極み乙女。という名前を聞くだけで、不快な印象を覚える人は今でもいるのではないのでしょうか。
「ゲス」という言葉、さらに「不倫」の過去などいいイメージを持ってない方は多くいらっしゃるかと思います。
そんな方は彼らの本職である音楽を聴いたことがありますでしょうか。
一時は紅白にも出場した彼らの音楽は本物です。
聞いていると思わずテンションが上がり、足取り軽やかになってしまう、そんな音楽を彼らは作っているのです。
確かにアーティスト名としてはいい名前とは言えないかもしれません。
「ゲス」という言葉の与えるイメージ、しかもそれを「極め」てしまった「乙女」に「。」。
“こんな名前をつける奴ら、どうせろくな音楽作ってないし、そもそもセンス悪そう。”と思う気持ちもわかります。
でもそんなイメージを持っている人こそ音楽を聴いてみてください。
歌詞は時代に乗ったうっぷんを晴らすような気持の良さがあったり、何だか意味は分からないけれどもキャッチーな言葉、聞いたことのない難しい言葉も多く出てきます。
それが曲の中にテンポよく収まっている。
とても気持ち良く言葉が入ってきます。
そんな言葉を支えるバンドたち。
見た目も音もどっしりとして安定感のあるベース、美しさとは裏腹にパワフルで軽快なドラム、小さな体からは想像のできないトリッキーなキーボード、そしてはじめこそ苦手と思うのに、なぜかまた聞きたくなってしまう不思議な声。
全てがきれいに同調して極めているバンドです。

ゲスの極み乙女 / ゲス乙女
10

ゲスを極めませんか

皆さん一度くらいは名前を聞いたことがあるのではないのでしょうか。
一時期は『ゲス不倫』なんて言葉もはやりましたよね。
その言葉の大元である彼らが、どんな音楽を奏でるかご存知ですか。
どんな活動をしているかご存じで嫌っていますか。
勝手なニュースの記事だけで、「なんとなく嫌い」と言っている方も多いのではないでしょうか。
その感覚はわかります。
アーティスト名に『ゲス』なんてイメージ良くないですし、こんな名前を付けるアーティストなんだからろくな音楽じゃないだろうと思う気持ちもわかります。
しかしながら、果たして実際、そうなのでしょうか。
4人のメンバーの多彩なこと!
ドラマや映画に出演して居たり、雑誌にポエムを掲載していたり、各所に引っ張りだこです。
そんな彼らだからこそ音楽番組に出ても、安定した話術で楽しませてくれます。
今、彼らに悪いイメージを持っている。
そんな方にこそ、聴いてもらいたいです。
良くも悪くも名前と曲が結びつきませんよ。
明るくてキャッチーな曲が多く、思わず踊りだしたくなります。
歌詞こそ意味が分かりませんが、そのメロディーを聞けば、人気の理由はわかるはずです。
多彩だけど、個性バラバラなメンバーがまとまった瞬間のカッコよさといったら、堪りません。
『ゲスの極み乙女。』、今すぐ聞いてください。

ゲスの極み乙女 / ゲス乙女
8

キラーボーラー

彼らは2012年、5月に結成した4人組バンド・ゲスの極み乙女である。
川谷絵音、ほな・いこか、休日課長、ちゃんMARIという個性的名前からわかるように彼らが作る曲は、独創的かつユニークで作詞・作曲をしている川谷絵音のセンスを感じることだろう。
それぞれの楽器の技術はどのバンドと比べても勝るほどうまい。ほな・いこかは女性ドラマーでありながらお男勝りの力強さ、気の強さ、そしてリズムキープは最高だ。彼女は女優活動もしており、ゲスの極み乙女の男性ファンは恋に落ちている。休日課長は見た目の通りどこかの会社の課長のような中年男性である。だが見た目に反してかれの繊細なベースにはだれもが感動するだろう。かれにギャップ萌えしてしまう人は男女問わず続出する。ちゃんMARIはキーボード担当の女性である。一度彼女の演奏を聴いてほしい。彼女の奏でる優美な音色は息をのむ。よく曲中に彼女のソロパートがあるのだが、彼女の演奏は常人ができないような天才的な演奏だ。
そんな個性的なメンバーが揃っているゲスの極み乙女の曲はその一人一人が活躍している。今なお、問題があっても変わらない音楽を作っている、個性がつぶれることのない彼らに注目だ。