ゲスではない極み乙女。
ゲスの極み乙女。という名前を聞くだけで、不快な印象を覚える人は今でもいるのではないのでしょうか。
「ゲス」という言葉、さらに「不倫」の過去などいいイメージを持ってない方は多くいらっしゃるかと思います。
そんな方は彼らの本職である音楽を聴いたことがありますでしょうか。
一時は紅白にも出場した彼らの音楽は本物です。
聞いていると思わずテンションが上がり、足取り軽やかになってしまう、そんな音楽を彼らは作っているのです。
確かにアーティスト名としてはいい名前とは言えないかもしれません。
「ゲス」という言葉の与えるイメージ、しかもそれを「極め」てしまった「乙女」に「。」。
“こんな名前をつける奴ら、どうせろくな音楽作ってないし、そもそもセンス悪そう。”と思う気持ちもわかります。
でもそんなイメージを持っている人こそ音楽を聴いてみてください。
歌詞は時代に乗ったうっぷんを晴らすような気持の良さがあったり、何だか意味は分からないけれどもキャッチーな言葉、聞いたことのない難しい言葉も多く出てきます。
それが曲の中にテンポよく収まっている。
とても気持ち良く言葉が入ってきます。
そんな言葉を支えるバンドたち。
見た目も音もどっしりとして安定感のあるベース、美しさとは裏腹にパワフルで軽快なドラム、小さな体からは想像のできないトリッキーなキーボード、そしてはじめこそ苦手と思うのに、なぜかまた聞きたくなってしまう不思議な声。
全てがきれいに同調して極めているバンドです。