ファイナルファンタジーVI / FINAL FANTASY VI / FFVI / FF6

ファイナルファンタジーVI / FINAL FANTASY VI / FFVI / FF6

スクウェア(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン(SFC)向けに1994年に発売したゲームソフト。FFシリーズ6作目。今作では、FF5までのシステムを踏襲しつつ、キャラクターによるストーリー性を重視した群像劇を描き出す。
失われた魔法と幻獣、機械文明世界が舞台となる。世界征服を企むガストラ帝国と、それに立ち向かう抵抗組織に属する者たちの戦いを描く群像劇。

ファイナルファンタジーVI / FINAL FANTASY VI / FFVI / FF6のレビュー・評価・感想

ファイナルファンタジーVI / FINAL FANTASY VI / FFVI / FF6
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SFC後期の超名作ナンバリングタイトル『FINAL FANTASY VI』の一味違う魅力とは

『ファイナルファンタジー』といえばスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)が手掛ける知らない人はいない超有名タイトルです。その6作目にあたる『FINAL FANTASY VI』、通称FF6には今なお色あせない魅力が詰まっています。

スーパーファミコン最後のナンバリングタイトルとして発売されたFF6の素晴らしさのひとつは、美麗なグラフィックです。スーパーファミコンの性能を極限まで生かしたドットリングや、実写取り込みを駆使した背景の描写は思わず手を止めて見とれてしまうほど。

そして美しいグラフィックで描かれるストーリーもたまりません。明確な「主人公」を設定しておらず、それぞれの目的で集まった仲間たちが織り成すドラマはあなたを熱くさせ、時には涙を誘うことでしょう。
過去のナンバリングとは一線を画した仲間たちの群像劇は一見の価値が充分にあるはずです。

また「FF」シリーズで忘れてはいけないのが植松伸夫氏の手掛ける音楽です。このFF6においてもその才能は遺憾なく発揮されており、切なく、けれど勇敢なメインメロディが涙腺を刺激する「仲間を求めて」や、ゲーム内の音楽とは思えない4つの楽章からなる壮大すぎるロックオペラ「妖星乱舞」など、時代を超えて愛されるいわゆる「神曲」が揃っています。

リアルすぎる映像や生演奏の音源がなくとも、人はこんなにも熱中できるということを教えてくれるFF6。
機会があればぜひプレイしてみることをおすすめします。

ファイナルファンタジーVI / FINAL FANTASY VI / FFVI / FF6
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ファイナルファンタジーシリーズ初の群像劇

「ファイナルファンタジーⅥ(以下FFⅥ)」は、1994年4月2日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたゲームです。以下、ネタバレを含みます。

FFシリーズで初めて本格的な機械文明が登場したという記憶があります。操作が可能なキャラクターは14人で、「愛着のあるキャラクター」や「戦力と必要なキャラクター」を優遇しました。具体的に名前をあげると魔法で勝負できるティナとセリス、オリジナルコマンドが魅力的なロック、エドガー、マッシュ、カイエン、ゴゴの5人を主に使っていました。他にも優秀なオリジナルコマンドを持っているキャラクターはいますが、育成に時間がかかるので、あまり使いませんでした。今(2022年12月4日)、考えると「全員、育てる」というのは「やりこみ要素」です。ラストダンジョンに入る時に4人一組のパーティーを三組、作る必要があるので、全員、ある程度は育てないと厳しいです。このゲームはこちらの火力が高いため、ラスボスを含む4連戦はとても簡単です。あっけなく終わることが多いです。むしろ、途中で戦う八竜やマジックマスター、デスゲイズなどの中ボスの方が手ごわかったり、面倒だったりします。特にマジックマスターは戦う前のイベントが怖く、魔法しか使えない(バーサク状態での物理攻撃は可能)ので、強く印象に残っています。