SFC後期の超名作ナンバリングタイトル『FINAL FANTASY VI』の一味違う魅力とは
『ファイナルファンタジー』といえばスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)が手掛ける知らない人はいない超有名タイトルです。その6作目にあたる『FINAL FANTASY VI』、通称FF6には今なお色あせない魅力が詰まっています。
スーパーファミコン最後のナンバリングタイトルとして発売されたFF6の素晴らしさのひとつは、美麗なグラフィックです。スーパーファミコンの性能を極限まで生かしたドットリングや、実写取り込みを駆使した背景の描写は思わず手を止めて見とれてしまうほど。
そして美しいグラフィックで描かれるストーリーもたまりません。明確な「主人公」を設定しておらず、それぞれの目的で集まった仲間たちが織り成すドラマはあなたを熱くさせ、時には涙を誘うことでしょう。
過去のナンバリングとは一線を画した仲間たちの群像劇は一見の価値が充分にあるはずです。
また「FF」シリーズで忘れてはいけないのが植松伸夫氏の手掛ける音楽です。このFF6においてもその才能は遺憾なく発揮されており、切なく、けれど勇敢なメインメロディが涙腺を刺激する「仲間を求めて」や、ゲーム内の音楽とは思えない4つの楽章からなる壮大すぎるロックオペラ「妖星乱舞」など、時代を超えて愛されるいわゆる「神曲」が揃っています。
リアルすぎる映像や生演奏の音源がなくとも、人はこんなにも熱中できるということを教えてくれるFF6。
機会があればぜひプレイしてみることをおすすめします。