ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII

『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』とは、2000年にエニックスより発売されたプレイステーション用RPGソフト。シリーズ第7作目で、移植版を除いて初めて任天堂以外のゲーム専用機向けに開発された。物語は魔王の封印を逃れ唯一世界に残っている島「エスタード島」から始まる。主人公たちは「ふしぎな石版」を揃えて過去に行き、その地の封印を解いて大陸を復活させ、世界を救うために魔王との最終決戦に挑む。非常にボリュームのあるストーリーで、シリーズ中で最もゲームクリアまでに費やす時間が多い作品である。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VIIのレビュー・評価・感想

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII
7

ちょっと嫌な展開が多い人気シリーズ

ドラゴンクエストシリーズの中ではいろいろと考えさせられるゲームの1つです。このゲームでは主人公が今生きている世界が島一つだけなのですが、主人公とその仲間がある方法で過去の世界に行き、その世界の問題を解決することで自分たちが今生きている世界に島や国を復活させていくというストーリーとなっています。
ただ過去の世界の問題を解決するにあたり、いろいろと胸糞や鬱展開な場面も多いです。例えば主人公を助けてくれた人が、実はその世界の問題の元凶で倒さなければならなかったり、その世界の問題の元凶と思われていた魔物が、実はみんなを助けるために魔物と取引した人で、しかも助けた人に魔物だとののしられ、殺されかけたりと嫌な気分になる展開が多いです。まあゲーム自体は割と面白いと思っています。ただ戦闘をして進めるだけでなく、魔物を集めてモンスターパークを作ったり、移民を集めて街を発展させたりと、思わず熱中したくなるイベントがあります。あとは転職をしていろんな技や呪文を覚えて、その職業の熟練度を全体まで上げることで、新しく就ける職業を得たりと、冒険を進めるにあたってどうすれば攻略がよりスムーズになるか頭を使う必要のあるところもあり、全体として楽しめるゲームです。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII
8

石版を通して世界を取り戻す物語

今作は、石版を集めて新たな世界を冒険するというのが主なストーリーになります。
島を収める城の王子とよく探検をしていた主人公は、禁断の地とされていた遺跡を秘密で調査しに行くことにしました。その奥地には石版をはめられる台座があり、そこに石版をはめることによって別の世界へ飛ぶことができます。そこは過去の世界でかつて魔物達に虐げられていた時代でした。その世界を1つ1つ救っていくことが今作の流れになります。そして救った世界は現代に現れることになります。そして進めていくうちに世界を封印した巨悪の存在を知ることになります。そして現代をも侵食し始めた魔王との最後の戦いが始まります。
今作の面白い点は転職システムであると思います。戦士と武闘家をマスターすることでバトルマスターになれるといった仕様なのですが、極めれば全員勇者にすることも可能です。またモンスターを職にすることもできるという面白い仕様もあります。この職をコンプリートしようと思うとかなり時間がかかるのでかなり長く遊べると思います。
シナリオも後半が怒涛の展開で面白く、戦闘システムもこれまでなかった斬新なものになっているのでやってみる価値はある作品だと思います。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち / DQ7 / ドラクエ7 / Dragon Quest VII: Fragments of the Forgotten Past / Dragon Warrior VII
9

リメイクも相変わらず神作!

私はこのプレステ1の方も、リメイクされた3DSの方もどちらもプレイしました。
原作の方ですが、今から約18年も昔の作品であるためどうしてもグラフィックが悪いです。
しかし、自分自身ドットで動くドラゴンクエストが大好きなのでそういった点では不満はありませんでした。
人によってはあまり好きではないという意見もあるかもしれません。
3DS版ではグラフィックがとても綺麗でキャラクターの表情や町の風景等が分かりやすくなりゲームの世界観に引き込まれます。
また、道中や戦闘で流れる音楽も当時のものよりも音がいいです。
ただでさえ神曲だったものが、リメイクされたことで更にレベルが上がったように感じます。
リメイク前とも変更点ばかり上げてはいますが、ドラゴンクエストシリーズでは当時二回目であるダーマ神殿での転職システムはそこまで変更はなかったように感じます。
まぁ、当時強すぎた技の弱体化やMP消費の数値が上がったりという微調整はあります。
でも、あくまで原作をプレイしてるから感じるものなので、リメイク版からプレイされる方からすれば些細なことだと思います。
また、シナリオ面でも多少の変更点があったりもしました。
例えばですが、最初のグランエスタード島の謎の神殿では当時では何時間も掛かるほどの謎解き要素があり、僕自身友達と三時間程かけてやっと終わらせた記憶があります。
リメイク版では大幅に謎解き要素がなくなり、サクサクプレイできます。
流石に今の子供たちにあの謎解きを楽しめというのは酷なように思うので個人的にはいい変更だと思いました。

原作とリメイク版どちらもプレイしている自分からすれば、どちらもすごく楽しめました。
なので、リメイク版をプレイするだけでも十分魅力は伝わるはずです。
ぜひ、実際に購入してドラゴンクエストの世界観を楽しんでいただけたらと思います。