ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』とは、株式会社ポケモン(任天堂)から発売されたロールプレイングゲーム『ポケットモンスターシリーズ』の第5作目。イッシュ地方を冒険の舞台として、ポケモン図鑑の完成及びポケモンリーグ制覇(殿堂入り)するのが主なゲーム目標である。本作では「ポケモンを自由にするため、ポケモンの解放を訴える」プラズマ団という組織が登場し、ストーリー中に各地で戦うことになる。本作のテーマは「多様性」で、ゲーム中の登場人物やポケモン、ストーリーなどに反映されている。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and Whiteのレビュー・評価・感想

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White
9

これはすごい!

まさに神ゲーです。操作性もグラフィックも、BGMにいたるまですばらしい。
残念なのは、ひでんマシンがあることぐらいです。ひでんマシンがなくなるのは、ご存知「サン・ムーン」ですので、まだまだ待たなくてはなりません。
しかし、嬉しいのはわざマシンが使い捨てではなくなったことです。何度でも使えるようになったのは、本作からです。
初代と比べてレベル上げがしやすくなったのもいいです。操作感も軽くて、いいですね。
その後、DSが3DSへと変わっていく過程の布石を見ているような気分です。
タブンネはエンカウントの演出が一般ポケモンと違うため、伝説のポケモンなのかと思って(スイクンやライコウなど)捕まえていましたが、まさかの経験値を大量にくれるポケモンだったのは笑いました。自虐です。
あとは、特性の違うポケモンを見つけるために、何度も何度も捕まえています。
ポケモンのタイプ一致ワザが早くに覚えるようになったのも嬉しい点です。
600族とか500族とか、種族値を気にするようになり、すっかりポケモンの沼にハマってしまったようです。
BGMも結構良くて、聴いていて心地よいです。
本作でポケモンの世界観が一気に決まった感もあり、素晴らしいです。
これは良ゲーではなく神ゲーです。
世の中スイッチ後継機の話で盛り上がっていますが、3DSでも、まだまだ遊べます。
とはいっても、やはりZ-Aに期待です。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White
8

悪役やBGMが良い

ポケモンブラックホワイトは今でもたまに遊びますが、個人的には一番お気に入りの作品です。
シリーズごとに悪の組織が居るんですけど、ブラックホワイトの組織はポケモンを人々から解放すると言う名目で活動していますが、実際は組織のボスだけがポケモンを独占するのが真の目的でありプレーすると悪の組織の中で中々インパクトがあり、衝撃を受けます。
BGMもシリーズの中では上位を独占してもおかしく無い位にクオリティーが高く、プレーした事無い人には是非プレーしてもらいたいです。
ちなみにこのシリーズから伝説のポケモンが捕まえやすくなりました。
伝説ポケモンを使ってバトルする場面があるんですが、展開が熱くBGMも神がかっておりやっていて一番面白い所だと思います。
他にはライバルキャラが他の作品よりも多かったり、組織の幹部以上のキャラが非常に濃く出来ていて印象に残ります。ストーリーの終盤になるんですが、組織の幹部Nがバトルに負けるとゲーチスが現れて組織のボスだと明かすんですが、バトルに負けた途端にNに対する態度がかなり冷たくなり人間扱いされなかったりとかなり酷いです。でもポケモンシリーズの中だと、ここまでゲスなキャラも中々見れません。
ゲーチス戦については、専用BGMが使われていて結構印象に残ります。
またこのゲームの鬼門はゲーチス戦の難易度が高いことであり、普通の旅パだと苦戦を強いられてしまうためドラゴンタイプのポケモンを最終進化させることをオススメします。
しかしながらやはり全体的にBGMが良かったり悪の組織が印象深いので、それだけの為に買うのもオススメ出来る作品です。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White
3

資産ゲー、切断問題の権化

このゲームは簡単に言うとデータの収集・対戦を中心としたRPGでしたが、オンライン対戦と限定入手データの収集の面で問題を抱えていました。
まずオンライン対戦はレーティング方式で行われていましたが、通信を切断すると勝敗の結果がサーバーに送信されなくなるため、これを悪用して試合に勝った時だけサーバーにデータを送信して負けが確定すると切断するプレイヤーが多数現われました。
また、限定入手データの収集に関しては、雑誌を購入したり映画を観賞したりしない限り手に入らないものが多数存在しており、これがデータの改造、保有データの資産格差による対戦成績の開きなどの問題を生み出しました。これに関しては、「強いポケモンのデータを限定入手という形で配布する株式会社ポケモンの方が悪い」と運営会社を批判する者も一定数存在しました。
それから、ストーリーはポケモン解放団体「プラズマ団」を巡るものであり、要するに「ポケモンバトルは人間の代理戦争である」という対戦モノのキャラクターゲームのタブーに触れる内容であり、プレイヤーを不快にさせるものでした。
正直なところ、ポケモンの歴史の中でも前例を見ない不出来な作品であったと、私は結論付けます。