バンド・ワゴン

バンド・ワゴン

『バンド・ワゴン』は1953年公開のアメリカのミュージカル映画。監督はヴィンセント・ミネリ、脚本はベティ・コムデン、アドルフ・グリーンが務めた。
本作は観客の嗜好が少しずつ変わりはじめていた1950年代のアメリカ映画界を舞台としており、かつてのミュージカル映画のスター、トニー・ハンターの葛藤や再起が描かれる。トニー・ハンター役はフレッド・アステアが務める。フレッド・アステアは1931年のミュージカル・コメディ『バンド・ワゴン』でも主演しており、その姉であるアデール・アステアの引退作でもあった。MGM社のプロデューサーであったアーサー・フリードはこの『バンド・ワゴン』を含むディーツ=シュワルツの楽曲を中心としたミュージカル映画を企画した際に、フレッドを主演に迎えた。

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