ラ・ラ・ランドのオマージュしたミュージカル映画まとめ
2016年に全米で公開されたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。 母国アメリカをはじめ世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞では監督賞をはじめ6部門で賞を受賞しました。そんな「ラ・ラ・ランド」にはミュージカル映画の名作のオマージュがちりばめられていて、それも見どころになっております。 今回は、「ラ・ラ・ランド」でオマージュされている映画について紹介します。
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『バンド・ワゴン』は1953年公開のアメリカのミュージカル映画。監督はヴィンセント・ミネリ、脚本はベティ・コムデン、アドルフ・グリーンが務めた。
本作は観客の嗜好が少しずつ変わりはじめていた1950年代のアメリカ映画界を舞台としており、かつてのミュージカル映画のスター、トニー・ハンターの葛藤や再起が描かれる。トニー・ハンター役はフレッド・アステアが務める。フレッド・アステアは1931年のミュージカル・コメディ『バンド・ワゴン』でも主演しており、その姉であるアデール・アステアの引退作でもあった。MGM社のプロデューサーであったアーサー・フリードはこの『バンド・ワゴン』を含むディーツ=シュワルツの楽曲を中心としたミュージカル映画を企画した際に、フレッドを主演に迎えた。