AKIRAを鉄雄の目線で紹介してみた
「AKIRA」は、1982年から連載された漫画をベースに、3年の制作期間と10億円の制作費を掛けて作られた、当時としては桁違いのアニメーション映画作品です。西暦2019年のネオ東京で電動バイクを走らせて抗争を繰り広げていたチームの一員の『島鉄雄』は、子供のような老人のような謎の人物『タカシ』と接触事故を起こします。ですが、タカシは無傷で、鉄雄のバイクは爆発。鉄雄はタカシと共に収容されてしまいます。タカシと接触したことで、鉄雄の中に眠っていた超能力が覚醒するのですが、そのせいで謎の少年『アキラ』のイメージが鉄雄を蝕むようになってしまいます。幼少の頃から引っ込み思案で、そのことに劣等感を抱いていた鉄雄は、超能力を得たことで攻撃的な性格に一変。タカシは仲間の『マサル』と『キヨコ』と三人がかりで鉄雄を倒そうとしますが、返り討ちにあってしまいます。鉄雄は誰にも止められないほどの超能力でアキラが眠るカプセルを地上に引きずり出すのですが、そこにあったのは。鉄雄を待っている運命とは、そして、アキラが覚醒して導く未来とは。芸能山城組が担当したサウンドに乗せて、ネオ東京の喧騒と、若者たちのエネルギーと、鉄雄の暴走と、アキラの覚醒が見事に描き出されます。