第1話から騙された!!!
『がっこうぐらし!』とは、海法紀光原作の『まんがタイムきららフォワード』にて連載されていた漫画をアニメ化した作品だ。
何の知識もないままこのアニメを見ると、女子高生の日常を描いたほのぼの学園日常系アニメだと騙されてしまうだろう。
第1話のあらすじ。
高校生の丈槍由紀、恵飛須沢胡桃、若狭悠里、直樹美紀の4人は、彼女たちが通う巡ヶ丘学院高等学校で学園生活部として学校の部室で寝泊まりしていた。丈槍由紀は授業に出席し、クラスメイトや先生といつも通りたわいのない話をしていた。またペットの太郎丸が逃げ出し、その捜索や屋上の花壇にて園芸部の部員と一緒に植物を育てるなど、一見するとどこにでもある内容だ。
しかしアニメ1話のラスト部分で一気に話の展開が変わる。
放課後、主人公の丈槍由紀は教室にある自分の鞄を取りに行く。
そこにはいつも通りクラスメイトが多数いて、いつも通りの会話をする。学園生活部の事、太郎丸の事。
そこに直樹美紀が現れ、息を飲むように丈槍由紀に声をかける。
途端にシーンが変わり、窓ガラスが大量に割れ、机や椅子が至る所に散乱し、カーテンや床に大量の血がついた放課後の教室の中で丈槍由紀は振り返り返事をした。
「みーくん!どうしたの?」
横には誰もいないはずなのに丈槍由紀は声をかけ続ける。
「学園生活部の、そう美紀ちゃん。だからみーくん。頭いいんだよ」
学校の中や外には大量のゾンビが溢れかえっており、先ほどまでのほのぼの学園日常系は見る影もない。
このアニメは2011年に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』と同じくらい衝撃を受けた。
2話以降にも随所に伏線を張り巡らせているのでぜひ視聴していただきたい。