GACKT / ガクト / 神威楽斗 / Gackt Camui

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1995年ビジュアル系ロックバンド「マリスミゼル」のヴォーカリストとして活動。脱退しソロに転向後、2001年から4年連続で紅白歌合戦に出場(2007年も出場)。男性ソロアーティストの『オリコンシングルランキングTOP10獲得作品数』日本首位の記録を持つ。2003年から俳優活動を行い、2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」では準主役に抜擢。2010年には舞台デビュー。語学堪能なマルチタレント。

GACKT / ガクト / 神威楽斗 / Gackt Camuiのレビュー・評価・感想

GACKT / ガクト / 神威楽斗 / Gackt Camui
10

嘘のない音楽を聴きたいならオススメ!

初めてGACKTさんの曲を認識したのは「Last Song」という曲を紅白歌合戦で聴いてからでした。高校2年生の時の事で進路についてや価値観の違いに耐えられなくなってお付き合いしていた人と別れ、悲しんだことも苦しんだことにも蓋をして学業とバイトに明け暮れていた年の末に、周囲の音が聞こえないくらい「Last Song」の歌詞がよく聴こえました。自然と涙が出て「歌を聴いて泣く事って本当にあるんだ」とぼんやりおもいながらただただ聴いていました。疲れが溜まっていたこともあり心も身体もギリギリだったことを「Last Song」の歌詞に同調した事で理解しました。「私は強がっていただけで傷ついたし今も好きなんだ」と強く感じました。こんなにも正確に私の心情に合う歌詞に出会ったことが無くまた感情の激しさを抑えることもない曲との出会いは初めてでした。正直ビジュアルバンドに偏見をもっていたので驚きました。翌日開いているCDショップを探し「Last Song」を購入しました。その後新旧関係なく全ての曲を購入しました。ライブにも行くようになりました。好きな曲は「鶺鴒」「12月のLove song」(日本語版)「届かない愛と知っているのに」「君に逢いたくて」「暁夜」です!是非聴いてみてください。

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6

GACKTの活動

一般的な楽曲提供を受けて歌っているアイドル的なミュージシャンと違い、独自の世界観を作詞作曲しライブ監督も行い再現している数少ない人物です。ビジュアライブと自ら名付けたその作品たちは、参加者がライブに来ることで初めて完成するというコンセプトのもと、映像と実際のパフォーマンスとストーリーを交えた一つの作品としての物語が出来上がっています。
複数ある物語軸が、フィクションの大きな歴史上につながる大きなプロジェクトとしたMOON作品は、人ならざるものたちの視点から語りかけることで、生と死、人間についての愚かさなどをリアルに表現したものです。ひとつの章の中でも喜怒哀楽が混ぜ込んであり、主人公や仲間たちの視点やライブに参加しているリアルの交流で楽しいコールレスポンスのお約束の時間などを挟みながら、音楽という一つの手段を用いて表現者としての活動を行っています。そのMOONを紐解くものとして映画や小説などもあり、活動媒体は多岐にわたります。
ファンクラブ会員にむけたイベントでは、学園祭と題してタブーとされてきた他者の楽曲を再現したり、体育祭をするなど、およそ普段の様子からは想像できない新たなキャラクターに扮して交流をしています。