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GACKTの活動
一般的な楽曲提供を受けて歌っているアイドル的なミュージシャンと違い、独自の世界観を作詞作曲しライブ監督も行い再現している数少ない人物です。ビジュアライブと自ら名付けたその作品たちは、参加者がライブに来ることで初めて完成するというコンセプトのもと、映像と実際のパフォーマンスとストーリーを交えた一つの作品としての物語が出来上がっています。
複数ある物語軸が、フィクションの大きな歴史上につながる大きなプロジェクトとしたMOON作品は、人ならざるものたちの視点から語りかけることで、生と死、人間についての愚かさなどをリアルに表現したものです。ひとつの章の中でも喜怒哀楽が混ぜ込んであり、主人公や仲間たちの視点やライブに参加しているリアルの交流で楽しいコールレスポンスのお約束の時間などを挟みながら、音楽という一つの手段を用いて表現者としての活動を行っています。そのMOONを紐解くものとして映画や小説などもあり、活動媒体は多岐にわたります。
ファンクラブ会員にむけたイベントでは、学園祭と題してタブーとされてきた他者の楽曲を再現したり、体育祭をするなど、およそ普段の様子からは想像できない新たなキャラクターに扮して交流をしています。