筋肉少女帯 / 筋少 / King-Show

筋肉少女帯 / 筋少 / King-Show

バンドブームの1980年代後半から90年代後半に活躍し、2006年に活動を再開したロックバンド。
通称「筋少」。幾度かのメンバーチェンジを経て、現在は4人組となっている。洋楽のどちらかといえばオールドなプログレなどの影響を受け、そのサウンドは厚く、大槻の書く詞世界にはコアなファンが多い。

筋肉少女帯 / 筋少 / King-Showのレビュー・評価・感想

筋肉少女帯 / 筋少 / King-Show
8

唯一無二のサウンド、ボーカルな個性派バンド

筋肉少女帯は、1980年代後半から1990年代後半にかけて活躍し、2006年に活動を本格再開した日本のロックバンドです。初期の曲だと「ボヨヨンロック」、「日本印度化計画」、「高木ブー伝説」が有名です。日本印度化計画は、有名音楽ゲーム、ポップンミュージックにも長期に渡って収録されていました。また、筋肉少女帯のビジュアルや楽曲が世間に与えたインパクトは甚大で、少年漫画「ジョジョの奇妙な冒険」にオマージュしたキャラクターが登場したり、人気漫画「けいおん!」に歌詞をモチーフにした作品が存在したりなど、かつては誰もが知っているバンドでした。ボーカル、作詞は大槻ケンヂさんで、小説家、コメンテーターとしても幅広く活躍されている方です。ももいろクローバーZや声優上坂すみれさんなど、楽曲提供も積極的に行っています。主な曲調としてはハードロックがメインなのですが、特徴的なのはボーカルの声質と曲調に見事融合させたピアノです。ボーカルの大槻ケンヂさんは、自らが描く独特な世界観の歌詞を特徴的なダミ声で歌い上げます。死やゾンビ、地獄など救いのない薄暗い世界観を彩るのが、サポートメンバーの三柴理さんのピアノです。ロックにクラシック由来の超絶技巧ピアノが組み合わさり、切ない印象を覚えます。一度聴いてみてはいかがでしょうか。