PIERROT(ピエロ)の徹底解説まとめ
90年代に長野で結成され、メンバーチェンジを経てバンド名を変更しPIERROTとなった。5人組ロックバンド。史上最速で西武ドームを埋めるなど伝説を残した。2006年解散。多くのアーティストに影響を残した。2014年10月、2夜限りの復活ライブをした。
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PIERROT(ピエロ)とは、日本のロックバンド。メジャーデビュー時のメンバーは、ボーカルのキリト、ギターのアイジ、ギターの潤、ベースのKOHTA、ドラムのTAKEOの5人。
1998年シングル「クリア・スカイ」でメジャーデビュー。「クリア・スカイ」は、オリコン最高6位を記録した。翌1999年にはメジャーファーストアルバム「FINAL(フィナーレ)」を発表。代表曲は、「クリア・スカイ」「MAD SKY -鋼鉄の救世主-」「ネオグロテスク/薔薇色の世界/夕闇スーサイド」。
2005年バンドは一時活動停止となり、メンバーはそれぞれソロ活動を行う。2006年4月2日、日比谷野外音楽堂にてファンクラブ限定のライブを行った。その後同年4月12日、PIERROTは解散を発表。同年6月21日、ラストシングル「HELLO」をリリース。その後2014年、ピエロはさいたまスーパーアリーナにて、8年ぶりのライブを行った。2016年には、同バンドのファンクラブが再始動。2017年にはロックバンドDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)との対バンイベントを行った。
PIERROTはキリト、アイジ、潤、KOHTA、TAKEOをメンバーとする5人組V系バンドで、90年代終盤から00年代中盤にかけて活躍しました。10年代に入って期限付き再結成もしています。
彼らの魅力は、他のどのバンドにも真似できないような不思議な曲調と、キリトが生み出す攻撃的な歌詞です。曲調はきれいでメロディアスという訳では必ずしも無いのですが、特に90年代~00年代初頭の楽曲は予測しにくくクセのあるメロディーとリズム隊の変則的なビートにより大いに印象的なものとなっています。
また、キリトの歌詞は誰もが思ったり感じたりしていながら誰も言わないような世の中の暗部を抉り出したものとなっており(少年犯罪の加害者への待遇、虐待、強国の途上国に対する対応など)、聞く人によっては不快に感じるかもしれませんが一方で痛快さを感じる人も多いでしょう。
00年代中盤からの彼らの音楽は、変則的なビートよりもソリッドなロック調のものに変わっていきますが、これも彼らの到達した答えなのだと思わせてくれるような充分な説得力を持ったものです。
同時期に活躍したDir en greyと比べると楽曲の触れ幅は少ないと言えますが、PIERROTには独自の世界観があり中毒性があるので、邦楽ロックにハマりたい人に特におすすめです。