美少女戦士セーラームーン / Sailor Moon

美少女戦士セーラームーン / Sailor Moon

『美少女戦士セーラームーン』とは、武内直子による日本の漫画、およびそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。略称は「セラムン」。
月を守護にもつ主人公の月野うさぎが愛と正義の美少女戦士に変身し、同じく個性豊かな仲間の美少女戦士たちと共に、恋や友情を織り交ぜながら地球を狙う様々な敵を倒していく少女漫画。「戦う美少女もの」というジャンルを確立した代表的な作品の1つでもある。
少女漫画雑誌『なかよし』にて1992年から1997年まで連載。原作の累計発行部数は3000万部を突破。1993年には第17回講談社漫画賞少女部門を受賞した。海外でも広く出版されており、海外進出を果たした日本の少女漫画の中で代表的なものの1つ。
1992年にテレビアニメ化。主人公の「月にかわっておしおきよ!」の決めセリフは少女漫画の枠を超え、大人の女性や男性の間にも知られるようになり、社会現象になった。
テレビドラマや再アニメ化、ミュージカル化だけでなく大手化粧品メーカーとのコラボ、30周年記念企画なども数多く行われている。

美少女戦士セーラームーン / Sailor Moonのレビュー・評価・感想

美少女戦士セーラームーン / Sailor Moon
9

セーラー戦士たちだけでなく、悪役も魅力的

前世が月のプリンセスだった月野うさぎは、ある日突然しゃべる猫のルナに、セーラー戦士として悪と戦うように言われる。
泣き虫な月野うさぎは最初こそ泣いてばかりで弱気な描写が多かったが、シリーズを重ねるうちに泣く描写が減っていき、うさぎの成長がわかるのが面白い。
他にも前世がプリンセスを守る戦士だった水野亜美、火野レイ、木野まこと、愛野美奈子がセーラー戦士として登場し、他愛のない日常シーンもほっこりでき魅力的。

さらに、セーラームーンは悪役にも同情でき、応援したくなるのが魅力的である。
悪役と味方間での恋愛があったり、辛い思いをしてきた悪役も多く、セーラー戦士だけでなく悪役のストーリーも楽しめる。

ストーリーだけでなく、作画もとてもかわいく、イラストを見ているだけでも楽しめる。
特に変身シーンや技を出すシーンは色とりどりで躍動感があり、何度でも見返したくなる。
リボンやキラキラやハートのモチーフで、女子はだれもが憧れる描写だと思う。

既に書いている通り、セーラームーンは現世と前世、そしてまだ書いていないが未来ともつながっている物語である。
子供向けのアニメだと思われるかもしれないが、ストーリーが濃く大人でも楽しいめる作品である。

美少女戦士セーラームーン / Sailor Moon
10

多くの女子が夢中になった戦う女の子の物語

私が小学校2年生のとき、講談社の少女漫画雑誌「なかよし」に連載されていた漫画がアニメ化されると一世を風靡し、外国にも多くのファンがいます。
1992年、日本でアニメデビューしたこの作品の魅力は、何と言っても美少女戦士たちがカッコいいところと、変身後とても可愛いいセーラー服仕様の衣装に変わる変身シーンです。
多くの友人たちが夢中になった、セーラームーンごっこが学校で流行しました。
セーラー戦士の衣装にも夢中になった私は、結婚式で「着用したい」と思ったほど、セーラームーンの過去の姿であるプリンセス・セレニティのドレスが大好きでした。

5つのシリーズあるセーラームーンのうち、私が好きなのはセーラームーンSとセーラースターズです。
セーラームーンSに新しく出てくる、外部太陽系の戦士が醸し出す大人の雰囲気がカッコいいです。
特に大好きで、心がときめいていたのは、男装の麗人である天王“はるか”こと、セーラーウラヌスでした。
セーラースターズに出てくる星野光のうさぎに対する片思いは、感情移入してしまったほど、とても切なかったです。
初代から見ている人が減少し、セーラースターズを知らない人もいるため、ぜひ見てほしいシリーズです。

美少女戦士セーラームーン / Sailor Moon
9

男性もきっと楽しめる、笑って泣ける魔法少女アニメ!

今年で30周年となった、魔法少女アニメの王道作品です。泣き虫で勉強も運動も苦手ながらも、心優しく明るい月野うさぎちゃんが前世で自分を守ってくれていた戦士4人と再会し、悪の組織ダークキングダムに立ち向かうお話です。前世で繋がっていただけでなく、それぞれの女の子達の悩みや苦しみにうさぎちゃんが寄り添い、時には一緒に解決していく流れは見ているだけで癒されます。放送当時は女性の地位向上が注目されていたこともあり、需要が高かったのもあったのかもしれません。また前世で月の国の王女だったうさぎちゃんと地球の王子だった衛がそれぞれの事情に翻弄されながらも、距離を近づけて恋していくのも注目です。衛がクイン・ベリルに洗脳された際にセーラームーンが彼からもらったオルゴールを差し出しながら語るシーンは私も思わず涙してしまいました。またネットでも有名な最終回は本当に衝撃的で、しばらく前まで普通の女子中学生としての生活を謳歌していたセーラー戦士達が次々に敵と交戦して倒れていく姿はあまりにも痛々しくて見ているこちらも苦しくなるほどでした。死してなおセーラームーンの背中を押して、進ませようとする厳しくも優しい視線にも感動しました。魔法少女アニメと思うと女性が見るものと考える方も多いかもしれませんが、是非とも男性にも視聴して頂きたい作品です。