ドラゴンクエストII 悪霊の神々 / DQ2 / ドラクエ2 / Dragon Quest II: Luminaries of the Legendary Line / Dragon Warrior II

ドラゴンクエストII 悪霊の神々 / DQ2 / ドラクエ2 / Dragon Quest II: Luminaries of the Legendary Line / Dragon Warrior II

『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』とは、1987年1月26日に株式会社エニックスより発売されたファミリーコンピュータ用RPG。『ドラゴンクエストⅠ』の続編で、ドラゴンクエスト1から100年後の世界を舞台としている。前作の主人公の子孫であるローレシアの王子は、同じく前作の主人公の子孫であるサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女と共に、悪の大神官ハーゴンを倒す為に旅をする。

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ドラゴンクエストII 悪霊の神々 / DQ2 / ドラクエ2 / Dragon Quest II: Luminaries of the Legendary Line / Dragon Warrior II
7

歴代ドラクエの中で上位の難しさ

30代後半ですが、初めてやったRPGがドラゴンクエスト2でした。
ゲームとしては、ドラゴンクエストで始めて仲間が加わり、バーティーとして行動していきます。ただ、このゲームを最初から裏技をもって攻略しました。当時では有名でしたが、パスワードである文章をいれると主人公のレベルをいきなり48から始められるものです。(Max50)なので最初からほぼ無敵で進めて行けました。クリアに必要なアイテムも幾つか揃っている状態なので、その時点では難しいとは思いませんでした。
ただ普通にスタートするとこれが中々難しいです。敵に出会うドロップ率も高く、店で買い物して装備品を買いますが、高いし、劇的に強くなるわけではないので地道なレベル上げが必要になります。
さらに装備品に関して、主人公はすべてのものを装備出来ますが、二人目、三人目の装備できるものが少なすぎるという問題点があります。三人目のポジションは魔法使いという設定なのでいいですが、二人目は魔法剣士という設定なのに、序盤で買える鉄のやりが最強武器という設定(一応別の武器もありますが)。中々装備の格差があるパーティーだなと思います。
そして最後のボス2連発ですが相手のHP設定は高くないですが、まさかのベホマ(HP完全回復)を唱えます。数あるRPGのボスでHPを完全回復をするのはこれしか見たことありません。初期のゲームは中々ゲームバランスが凄いなと感じました

ドラゴンクエストII 悪霊の神々 / DQ2 / ドラクエ2 / Dragon Quest II: Luminaries of the Legendary Line / Dragon Warrior II
10

ドラゴンクエストの第二弾にして最高傑作

今作から1人ではなく、3人でパーティーを組んで冒険するようになりました。今作を語る上で欠かせないのがとても高い難易度です。序盤の「マンドリルが3体」や、終盤の「ロンダルキアへの洞窟」などはトラウマになっているプレイヤーも多いのではないでしょうか。これらもしっかりとレベルを上げて対策をすればしっかり突破出来るようになっているので、決して理不尽というわけではありません。
この作品は世界観の演出がとても上手いなと感じました。世界各地で「大神官ハーゴン」によって不吉なことが起こっているというメッセージを聞くことができるのですが、セリフ一つ一つがプレイヤーに本当に不安を与えてくるようなものが多かった印象です。
もう一つ素晴らしい点がBGMがとてもクオリティーが高いという点です。フィールドのBGMは明るい曲調の中に少し物悲しげなテイストも含んでいるという切ない出来になっていて、洞窟のBGMは本当に不気味さを体感できる臨場感のある仕上がりになっています。サウンドトラックがあったら普通に購入したいくらいのクオリティーなので素晴らしいです。
この作品はスマホなどでもリメイク作が出されてはいますが、是非オリジナルのファミコン版をプレイしていただきたいと思います。