怖い!!可愛い!?「麗子像」の謎を紐解く
ある意味“日本一有名な少女”ともいえる「麗子像」。学校の美術の教科書で、その絵を見たことのある人も多いのではないでしょうか。横につぶれたような輪郭とおかっぱ頭に、何とも形容しがたいアルカイック・スマイルを浮かべた少女の絵…麗子の肖像画は、一度見たら忘れられないインパクトで迫ってきます。
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岸田劉生(きしだ りゅうせい)とは、大正から昭和初期にかけて活躍した日本の洋画家。愛娘を題材とした「麗子像」シリーズで知られる。当時の日本画壇を代表する画家として活躍するが、1929年にわずか38歳に病没。潔癖かつ苛烈な性格でたびたび周囲を振り回したが、家族に対しては情愛深い一面を見せた。