シティーハンター(2024年の映画)

シティーハンター(2024年の映画)

『シティーハンター』とは、2024年にNetflixで配信された日本の映画。北条司の人気同名漫画が原作で、日本国内では初となる実写映画化作品でもある。監督は佐藤祐市、主演は鈴木亮平。安藤政信や木村文乃といった実力派俳優が脇を固める。国内だけでなく、グローバルでもNetflix公式TOP10首位を達成するなど、好成績を収めた。

シティーハンター(2024年の映画)のレビュー・評価・感想

シティーハンター(2024年の映画)
7

実写映画『シティーハンター』レビュー

名前を知っている程度で原作は見たことがなく、Netflixで実写映画化され気になって見てみました。全体の感想としてはギャグ要素もあり楽しめました。しかし一点気になったのが相方の妹、かおるのキャラクター設定。原作もおなじ感じなのかはわかりませんが、正直好きではありませんでした。余計なことをしでかすおせっかい、なのにあの威張った感じのキャラクターが私は苦手で、映画を見ている中で何度かイラッとしてしまいました。シティハンターは30年ほど前の作品として認識していましたが、歌舞伎町やトー横の治安の悪さを表現しており現代風にアレンジしているのかと感じました。主演の鈴木亮平さんは流石の演技で、シリアスな展開の中でのところどころのギャグシーンがとても面白く印象的でした。パンイチでショーをするシーンなど鈴木さんにしか出せない雰囲気があるように感じました。アクションシーンも変にCGが多用されているわけではなく、銃の扱いなども全く気にならずに鑑賞できました。ガンアクションシーンも素晴らしく派手で、ハラハラドキドキさせられました。全体的には面白く満足感得られる映画だったと思います。原作を知らないので漫画やアニメも見てみようかなと思います。

シティーハンター(2024年の映画)
10

【シティーハンター】完成度の高い近年稀に見る実写映画の最高峰

流石Netflixと言った感じのクオリティの高い「シティーハンター」の実写化です。
そのクオリティの高さの根幹を担っているのが、冴羽獠を演じる鈴木亮平さんの演技力。漫画原作の実写化と言えばこの人と言っても過言ではありません。

喋り方もアニメ声優の神谷明さんに似せていて、冒頭では本人が吹き替えを行なっているのかと勘違いさせられるほどでした。
髪型や衣装も原作に忠実で、アクションシーンもレベルが高く、まるで原作のキャラクターがそのまま実写化されたような再現度です。
特に冴羽獠のガンアクションはスタイリッシュで、なんなら原作よりもカッコよくおすすめ。

他にも、槇村を演じる安藤正信さんの雰囲気も原作やアニメの本人そのもので、香を演じる森田望智さんも実写化のイメージにとても近く、冴子役の木村文乃さんのキャラクターも現代で実写化したシティーハンターと言った感じでキャストにとても力が入っています。

また、TM NETWORKの主題歌「Get Wild」も、今回の映画様に新しく「Get Wild Continual」として制作されています。

これほどまでに完成度の高い「シティーハンター」の世界観を見せられてしまうと、次回作も期待したくなる、近年稀に見る漫画原作の実写映画の最高峰の1つです。