良くも悪くも古き良きRPG
私が10代のときに夢中になって遊んだ、『幻想水滸伝』の流れを含む古き良きRPGです。
仲間集め、戦闘のスピーディーさ、物語のザ・王道な展開など進めていくうちに懐かしい気持ちにさせてくれます。しかし、良く言えば古き良き、悪く言えば古臭いといえます。我々世代以外の若い世代がハマるとはあまり思いません(笑)。
まず使いにくいUI、ロードの長さ、スイッチ版に限りフリーズの頻発、テンポの悪さが挙げられます。
ステータス画面から装備の変更、ルーンの変更などスムーズに行えない仕様はストレスが貯まる要素で、メニュー画面を開くことが億劫になりました。移動のスピードが遅く街もそれなりに広いので探索が大変な点、唯一セーブできる宿屋の場所が街の奥にあるなど、不便さが目立つ仕様は現代のゲームに慣れている人からしたら面倒に感じることもあると思います。
戦闘もランダムエンカウントで微妙にエンカウント率も高いように感じました。ダンジョンの謎解きがそれなりに考えさせられることが多かったですが、謎解きの最中にもエンカウントする仕様は少しテンポが悪いと感じました。戦闘は個人的に面白かったのでもったいないと感じました。
このような不便な点もゲームとして楽しめる人には間違いなく刺さりますし、PSのRPG世代は間違いなく面白いと感じるゲームだと思いますので、個人的にはおすすめしたいと思います。