かつて魔法少女と悪は敵対していた。

かつて魔法少女と悪は敵対していた。

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』とは藤原ここあが『月刊ガンガンJOKER』にて連載していたラブコメ4コマ漫画作品である。また、それを原作としたアニメ作品が放送される。悪の組織の参謀・ミラが薄幸魔法少女・深森白夜に出会い、一目惚れをしてしまう。本来敵対するはずだった二人の殺し"愛"(あ)わないロマンスラブコメディである。ほのぼのと温かい、でもクスッと笑えるような面白さもある作品は作者亡き今もなお多くの人に愛されている。

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かつて魔法少女と悪は敵対していた。のレビュー・評価・感想

かつて魔法少女と悪は敵対していた。
8

純愛にキュンとくるアニメ

極貧魔法少女と、悪の組織のエリート参謀との純愛です。まぁまぁエロ要素があるにもかかわらず、本人同士は可愛らしい純愛を紡ぐ物語です。メディアには明け透けな性描写が溢れている昨今、こんな可愛らしい恋愛の方が、むしろ新鮮だなと思いました。
コメディ路線の4コマ漫画が原作なので、テンポがよく飽きずに観られます。設定が「魔法少女」と「悪の組織」なので、本家本元のそれらアニメにならい、毎回1話完結の形で話が進むのも面白いです。毎度、小野友樹が、己の心中を早口でまくし立てるのですが、声優さんの凄さに感動します。参謀さんの保護者のような思いやりが、本当に素敵です。強い愛情をぶつけるような恋愛物語も、それはそれで素敵ですが、やはり人間関係なので、恋愛の中にも相手を思いやる心遣いは必要。静かで穏やかな恋愛なのに、すごく心を惹き付ける物語になっています。恋愛面では進展が遅いのですが、それをむしろ楽しんで観て欲しい作品です。立場上、共に生きていくことは難しい2人ですが、彼らの行く末が気になってしまい、つい原作を購入してしまいました。原作にかなり忠実に作られた作品です。OP・EPも、2人の雰囲気をよく表現した素敵な楽曲です。

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