ゴーストバスターズ/アフターライフ

ゴーストバスターズ/アフターライフ

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』とは、2021年に公開されたSFコメディ映画である。監督はジェイソン・ライトマン。フィービー、ポッドキャスト、トレヴァーといったような子ども達がメインとなってゴーストを退治する物語である。今は亡き、かつてゴーストバスターズの一員であったフィービーのおじいちゃん家に引っ越すことでゴースト退治の物語は動きはじめる。様々なゴーストがでてくるのも面白く見ていて飽きない要素の一つである。フィービー達が銃や捕獲機を使ってゴーストを退治する場面が迫力があり見どころである。

ゴーストバスターズ/アフターライフのレビュー・評価・感想

ゴーストバスターズ/アフターライフ
8

ゴーストバスターズが活躍した30年後の世界で孫世代が再びゴーストに立ち向かう!

アパートの家賃滞納で住む場所を失った、シングルマザーのキャリーと息子トレヴァーと娘フィービーは、故・イゴン・スペングラー博士から相続したオクラホマ州サマーヴィルの田舎町の家に引っ越してきます。
荒れ果てた家で祖父のスペングラー博士の遺品整理をしていたフィービーは、ほこりをかぶったハイテク装置を発見し、兄のトレヴァーも納屋でゴーストバスターズのロゴが描かれたキャディラックを発見します。
それが、かつて祖父がゴーストバスターズとして活躍していた時の物だと知るのでした。

そのころ、この田舎町では、原因不明の地震が毎日のように続いて超常現象も起き始めていました。
祖父譲りの頭脳の持ち主のフィービーは、クラスメイトと兄とその友人で原因追究に奔走しついにゴーストの存在を発見するも、周囲からは信じてもらえずにいました。
そして、ゴーストは復活を遂げてしまうのでした。

祖父のスペングラー博士が世界を守るために、田舎町の家でゴーストが復活しないように家族と離れてひとりで戦っていたことを知ったフィービーとその仲間たちは、その遺志を継いで世界を救うために新生ゴーストバスターズのゴースト退治が始まります。
『ゴーストバスターズ2』の人気シリーズの続編で、『ゴーストバスターズ』のファンにとっては待望の作品だと思います。歴代の人気俳優も出演し、気になるゴーストのキャラクターを見つけるのも楽しみのひとつです。

日本語吹替えにはフィービーに上白石萌歌、トレヴァーに梶裕貴、ゴーザに渡辺直美が、それぞれ担当しているのも見どころとなっています。

ゴーストバスターズ/アフターライフ
5

コメディ要素は薄めながらもシリーズ愛が溢れる映画

2022年に公開された人気SF映画「ゴーストバスターズ」シリーズの第4作。
都会に馴染めず引っ越した先でゴーストに遭遇した初代ゴーストバスターズの1人イゴン博士の孫の主人公が、祖父の遺した装備を駆使してゴースト退治に挑むあらすじとなっています。
前作の2016年版は作風の勢いはそのままにキャストを女性に一新した意欲作な一方、過去作との関りがない世界観でしたが、本作は1~2までの世界観の正当な続編と位置されています。
初代ゴーストバスターズのその後も描かれて、更に監督が旧作の監督の子息なあたりも映画本編で描かれた世代交代を図らずも感じさせる作品となりました。
映画本編的には序盤まではこれまでの3部作よりも悲哀に満ちた雰囲気で、あまりゴーストバスターズ感が感じられない印象でしたが、終盤の展開ではシリーズファンであればある程感動できる要素が込められてる印象でした。映画全体的に旧作へのリスペクト感満載である一方、序盤に関しては良くも悪くも好みが分かれそうな印象が否めませんでした。とはいえコメディ要素は薄目で感動できるゴーストバスターズ映画という点では新鮮でシリーズへの愛に溢れた作品なのは間違いなく、春公開の最新作でスタッフ・キャストが続投しているため予習にはピッタリに感じました。