ジョン・ウィック:コンセクエンス

ジョン・ウィック:コンセクエンスのレビュー・評価・感想

ジョン・ウィック:コンセクエンス
8

長かったけど大好きな映画です。

アメリカ人の好きな、「舐めていた奴が凄い奴だった」シリーズのジョン・ウィック。
自分も大好きで、シリーズは全部楽しませて貰っています。
今回も楽しませていただきました。感想を語っていきます。多少ネタバレがあるので気を付けてください。

まず、日本の大阪が舞台である事が日本人には嬉しいのではないでしょうか。ただ、大阪というよりも「架空都市OOSAKA」といったイメージですね。刀や弓を使ったアクションも良かったです。
基本、アクションの波の中をストーリーが進んでいくような感じの映画です。キャストも良く、ドニー・イェン、真田広之やリナ・サワヤマも非常に魅力的でした。盲目の殺し屋がガジェットを使い仕事をこなしていくシーン、火を噴く銃を扱うシーン、天井視点の戦闘シーンなども、工夫されていて新しく楽しかったです。最後の決闘シーンのどんでん返しも、良い意味で裏切られ楽しめました。

ただ、やはり長かったです。2時間49分。ストーリーは薄めで、オーソドックス。その中で、ずーっとアクションが続くので途中、眠くなる場面もありました。特に最後の階段落ちは長い階段をやっと上がってからのやり直しなので、心の中で「また?最初から?」と突っ込んだ人は多いと思います。防弾スーツの設定も進化しすぎて、銃弾や車に撥ねられるくらいは何ともなくなっているのもツッコミどころでした。

ただ、色々なツッコミどころ込みで、この映画は好きです。大好きなシリーズの最後は「このくらいコテコテで若干気持ち悪い位、お腹いっぱいになる内容がシリーズのファンに対しての正解なのでは?」と思います。
新しいアクションを見たい方、キアヌ・リーヴス好きな方、日本が大好きな方には非常におすすめの1本です。

ジョン・ウィック:コンセクエンス
10

アクションも渋さも過去一でした

『ジョン・ウィック』はとても大好きな作品で、シリーズずっと見続けています。もともとキアヌ・リーヴスのファンだというのもあったんですが、こんなにのめり込んで繰り返し見る映画は、『マトリックス』以来です。
さて今回の作品『ジョン・ウィック:コンセクエンス』ですが、アクションがとにかく凄い。拳銃相手にだって手でガードするんですから無敵感が半端ないんですが、大怪我もするし人間味も溢れていて、リアリティーはあると思いました。
最愛の人を失い愛犬を殺され...。
ロシアンマフィアを壊滅させた第1作目、そして第2作目&第3作目と、とにかく組織から足を洗うために戦い続けてのファイナルという事で映画館で鑑賞したんですが、音響にもかなりの力を入れているようで迫力が半端なかったです。
終盤での凱旋門アクションは本当に、いったいどうやって撮影したのか分からないですが、個人的には分からないまま余計なことを考えずありのまま受け入れる事が一番楽しめると思いました。

暗殺者が開発した火炎放射器みたいな火を吹く銃が出てくるシーンがあるんですが、めちゃくちゃ新鮮でした。感動したのは撮影の撮り方です。上空から全体を見渡せるような感じで見られて、また新しいアクション表現の可能性を感じました。
エンディングでジョンは死んでしまいましたが、果たして真実は!?
このままでは終わらない様な気がします。まだまだこの世界観に浸っていたいと思わせてくれる、最高で期待を裏切らない映画でした。