キャッシュトラック / Wrath of Man

キャッシュトラック / Wrath of Manのレビュー・評価・感想

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キャッシュトラック / Wrath of Man
9

16年ぶりにジェイソン・ステイサムとガイ・リッチーがタッグを組んだ作品

『キャッシュトラック』は、主演をジェイソン・ステイサムが、監督をガイ・リッチーが務めたクライムアクション映画。彼らが16年ぶりにタッグを組んだことでも注目を集めている。

ステイサムは以前からアクション俳優としての幅を広げ、『トランスポーター』シリーズや『アドレナリン』などで知名度を上げていた。

『キャッシュトラック』は緻密なストーリー展開とステイサムのアクションシーンが見どころのひとつ。クールで控えめな笑顔を見せながらも、アクションシーンでは迫力ある演技ができる点が彼の魅力だ。

また、ジェイソン・ステイサム以外にも、ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン、ジョシュ・ハートネット、スコット・イーストウッドなど豪華なキャストが揃っていることにも注目。

それぞれの俳優が個性豊かなキャラクターを演じており、物語の中での緊張感を一層高めている。

ガイ・リッチー監督の手腕が光る点も魅力のひとつだ。
彼は複雑なプロット展開や緻密なキャラクター描写に定評があり、『キャッシュトラック』でもその才能が十分に発揮されている。

リッチー監督とステイサムのコンビは、映画ファンにとっては待望の復活であり、その相乗効果によって本作はさらに魅力的なものとなっている。

『キャッシュトラック』は、アクションシーンの迫力だけでなく、登場人物たちの心理描写やストーリーの謎解き要素も楽しめる作品だ。
観客は物語の真相に迫るごとに、登場人物たちの過去や葛藤が次々と明かされ、より深く物語に引き込まれるはずだ。

また、映画の撮影や編集、音楽も見事。
これらの要素が組み合わさって、『キャッシュトラック』はアクション映画ファンだけでなく、幅広い層から高い評価を受けることだろう。

総合的に見て、『キャッシュトラック』は、ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチーのコンビが再び輝く作品であり、アクション、サスペンス、心理描写など、多様な要素が見事に調和している映画だ。
本作はアクション映画ファンはもちろん、サスペンスやドラマが好きな人にもオススメできる作品と言えるだろう。

キャッシュトラック / Wrath of Man
7

キャッシュトラックの感想

キャッシュトラックは、主人公のHが現金輸送車の警備会社に勤めて、ある個人的な復讐の機会を狙う物語です。
現金輸送車の警備に関わる仕事ということは、当然犯罪者から狙われる機会も多く、劇中でも何度か強盗団に襲われてしまいます。
しかし、そこはジェイソン・ステイサム演じるH。銃を持った相手にも全く動じることなく、淡々と敵を処理していきます。ものすごく派手なアクションがあるわけではありませんが、仕事人!という感じのかっこいいジェイソン・ステイサムを見る事が出来ます。
また、物語全体を通して、軽口や冗談が多めです。監督がイギリス人の方だからでしょうか。癖になるようなやり取りが魅力的です。ここだけでも見る価値はあるかもしれません。
中盤では、Hがある人物に復讐しようと思い至った過程が描かれます。ここでHの正体も判明し、物語冒頭のシーンにも繋がるような構成になっているので、様々な謎が明らかになります。
終盤ではいよいよ、Hの復讐相手(正確には復讐相手とそのグループ)との直接対決です!ここでは、洋画特有の派手なガンアクションを見る事が出来ます。敵味方入り混じる銃撃戦なので、誰が退場してしまうのかとハラハラします。
残り時間10分くらいまで、復讐相手の一人勝ちみたいな感じなので、「大丈夫か!?」と不安になってしまいますが、ちゃんとスッキリとした気持ちで見終わることができるラストとなっています。ぜひ皆さんに見てほしい映画の1本です。