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キャッシュトラックの感想
キャッシュトラックは、主人公のHが現金輸送車の警備会社に勤めて、ある個人的な復讐の機会を狙う物語です。
現金輸送車の警備に関わる仕事ということは、当然犯罪者から狙われる機会も多く、劇中でも何度か強盗団に襲われてしまいます。
しかし、そこはジェイソン・ステイサム演じるH。銃を持った相手にも全く動じることなく、淡々と敵を処理していきます。ものすごく派手なアクションがあるわけではありませんが、仕事人!という感じのかっこいいジェイソン・ステイサムを見る事が出来ます。
また、物語全体を通して、軽口や冗談が多めです。監督がイギリス人の方だからでしょうか。癖になるようなやり取りが魅力的です。ここだけでも見る価値はあるかもしれません。
中盤では、Hがある人物に復讐しようと思い至った過程が描かれます。ここでHの正体も判明し、物語冒頭のシーンにも繋がるような構成になっているので、様々な謎が明らかになります。
終盤ではいよいよ、Hの復讐相手(正確には復讐相手とそのグループ)との直接対決です!ここでは、洋画特有の派手なガンアクションを見る事が出来ます。敵味方入り混じる銃撃戦なので、誰が退場してしまうのかとハラハラします。
残り時間10分くらいまで、復讐相手の一人勝ちみたいな感じなので、「大丈夫か!?」と不安になってしまいますが、ちゃんとスッキリとした気持ちで見終わることができるラストとなっています。ぜひ皆さんに見てほしい映画の1本です。